1月中旬に、野菜茶業研究所の協力を得て、ほうれん草の品質成分を調査しました。
結果の要約
○アスコルビン酸、糖度ともにJ2で最も高く、次いでJ1、Z1とZ2のグループの順に低くなった。
○硝酸塩含量は市販のほうれん草(Z1〜Z2)では3000ppm近くあったのに対し、Jagronsほうれん草は200ppm程度と大幅に低かった。
考察
○今回調べた市販のほうれん草のビタミンC含量は、五訂版食品成分表に示されている数値(冬期で60mg/100g・FW)よりも大きく下回っていた。
○有機JAS認証品は、成分・外観ともに優れた項目は認められなかった。
○Jagronsほうれん草の硝酸含量は通常のほうれん草と比較して1桁小さい数値であり、将来的に商品の差別化につながる可能性がある。
○糖度を目安とすることでおいしさの客観的指標を示すことが可能と考えられる。
結論
◎Jagronsほうれん草の強みは@甘さとA低硝酸の2つ。
◎冬季のほうれん草生産では糖度(例えば8Brix%以上)を目安とした出荷・販売体制を採ることで従来のほうれん草との差別化を図っていきたい。