今年から、再生紙マルチ直播栽培の、再生紙マルチ生産事業を行うことになりました。事業といっても、収益性が低く、どこの企業でもやりたがらない事業です。私がかつて所属していた研究所(近畿中国四国農業研究センター)で開発された技術で、良い点が沢山あるのですが、解決すべきところもいくつか見られます。この技術たぶん開発費用が5億円くらいかかっているのではないでしょうか。この栽培技術を使えば、田植えの必要が無くなる上、除草剤も使わなくて済みます。ある意味、プレミア米を作る方法のひとつと考えることも出来ます。
私は、もう一人の研究所人(浅生さん)と2人でジャグロンズを結成して新しい農業技術の実用化のための活動をしています。研究所の技術を何とか生産現場で役立てたい2人の熱い思いでこの技術への取り組みを決心しました。
紙マルチロールを生産する機械は未来精工株式会社(http://www.miraiseiko.com/)製で、今のところ、世界に1台しかない機械です。この機械の新しい活用方法についても今後研究を進めていけたらと考えております。
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