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直球投手

●楽天の田中将大投手、豪速球とスライダーを得意とする彼は、球種の少なさのため、プロ入り後は相手打者に打たれることが多かった。その後、カーブ、チェンジアップ、フォーク、ツーシーム(シュート)などの多彩な球種を身につけることで、ストレートでも三振が奪えるようになってきたのだという。
●僕の人生のスタイルはいつも直球投手型である。これからの人生の夢を叶えるためには、変化球も身につける必要があるように感じている。幸い、今お世話になっている身近な方(Kさん)が、大変な変化球の使い手である。Kさんは、巧みな話術で、相手のこころの鍵を開けてしまう。先日、仕事で使う自動車を探しに、一緒に車屋へ行ったところ、怖そうなおじさんが出てきた。なんかムスッとしている。探している条件の車があった。そこでKさんが、交渉開始。しかし車の話しは全くしない。夢に出てきた「天女の話」をし始めたのである。その時その場は、Kさんワールドに包まれた。怖そうな店のおじさんの顔は見る見るうちに緩んでいく。そして、交渉は無事終了。いい物を手に入れることが出来た。僕は、情熱一辺倒の不器用なスタイルの生き方であるが、少しこの方の変化球を見習って、球種を増やしていこうと思う。
●人生や、ビジネスには、キャッチャーが必要である。一人で何でもすべてこなせる人は「スーパーマン」だが、なかなかそんな人はいないだろう。もしいたとしても、一人で出来ることには限りがある。せいぜい人の2倍仕事が出来たらよい方ではないだろうか。長年の友人で、自分が困ったときに力になってくれた人が、「“人”という字は支えあって…」というフレーズの話しをしてくれた。助けて助け合って、大きくなっていけばいいのだと。このとき、僕は、人は一人でないことを感じるとともに人の温かさを感じた。その時の友人は、僕のキャッチャーに見えた。ピッチャーの能力を最大限に引き出してくれる存在。それがキャッチャーである。本田宗一郎さん(ピッチャー)と藤沢武夫さん(キャッチャー)のような関係。それが築けたならば、夢はどんどん実現していくだろう。これからも、自分の持ち味を大切にしながら、多くの方との出会いを大切にしていきたいと思う。これから出会う(もう出会っているのに気づかないだけかもしれない)キャッチャーとの出会いを夢見て。キャッチャー探し、それは新しい自分探しの旅でもあるように思う。

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2007年07月18日 21:36に投稿されたエントリーのページです。

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