Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


私の仕事のやり甲斐

●今、フランス料理の職人さんと、和風料理の職人さんとそれぞれ、接する機会に恵まれている。どちらも歴史ある国であり文化大国の料理であるから共通するところもあるし、西洋と東洋との違うところがあっておもしろい。私自身、職人さんと情報交換出来ることは大変ありがたいことであり非常に勉強になる。料理現場について、知識を深め学習することで、お客様が何を考えて、食材を使っているのかが分かり、これまでになかった、よりきめの細かいサービスが可能になると考えている。
●先ほど、お得意先のレストランの終了時間間際に、ちょっと厨房に顔を出して、私が提供させていただいた素材の状態を見せていただいた。その中で、私が生産者から直接お店に送ってもらった数種類のカボチャについてシェフのお話が大変印象に残った「このカボチャは甘いだけだけど、そのカボチャと混ぜて使うことでこれまでにない味のスープになる。これに、あのカボチャの舌触りを活かせばおいしいカボチャスープになる」なんと3種類のカボチャの特徴を確実にに把握し、それぞれの長所を見事に生かした特製カボチャスープが出来ていたのである。「やはり料理人はすごいな!!」そう思った。
●ジャグロンズのほうれん草は洋風料理で多く使っていただく機会に恵まれてきたが、来年の1月をめどに、和風料理のお店とタイアップして、ジャグロンズほうれん草を使ったメニューや収穫時の品質を最大限に生かす創作料理に挑戦していただく予定である。今からなんかワクワクしている。必ずお客様とwin-winの関係を築きたいと考えている。
●職人さんとお話しをする中で、原価計算のお話しを聞く機会があった。今の料理人さんは原価計算が出来ない人もいるとの話題も出てきた。ちょっと、自分を振り返ってみたが、自分のほうれん草もちゃんと原価計算が出来ていないことに気がついた。人と違う方法でほうれん草を作っているので、一般のほうれん草と比較すると同じ価格での販売は、経営的に合わない計算になる。
●昨年の冬のほうれん草は作り方には成功したものの、販売では私の力の非力さを痛感した。今度の冬からは、営業スタッフを強化し、自分の商品の良さをお客様に余すことなくお伝えすることで、適正価格での販売に対するお客様からのご理解を頂きたいと考えている。
  

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2007年07月15日 22:51に投稿されたエントリーのページです。

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