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パン職人の伊藤さんの「美味しい」

●先日、パン工房アンジュールの伊藤店長とお会いした。3月にほうれん草パンを試作していただいたところ試食していただいた方々に大好評だったので、来年の冬は、本格的に、コラボレーションすることになっている。
●そこで伊藤さんに一つ聞いてみた。「「美味しい」ってどういうことですか?」 即座に帰ってきた言葉、それは、「一般的に言えば「甘い」ことだろうな」。それはどういうことかと言うことを続けて説明してくれた。その内容を要約すると次のようになる。100人いればそれぞれおいしさの感じ方は違う。甘さの他に、苦みや、辛みをおいしいと感じる人もいるだろう。しかし、甘さをおいしいと感じる人が、100人中80人だとしたら、苦みは15人、辛みは30人といったように、圧倒的に甘さで判断する人が多いだろうということである。続けて伊藤さん個人は、おいしいというのは「複雑な味の中にある」とも付け加えてくれた。含蓄のある言葉であり、「美味しい」っていうことは奥深いと感じた。
●パンの好みには、もっちりしたのが万人受けするようだが、さっぱりした風味のパンを好む方もいるということである。おいしく食べていただき、その上健康維持に一役買えるようなパン。この先そんなほうれん草パンが出来たらいいなと考えている。
●話は全く変わるが、写真の「しっぽガエル」もなんだか「奥深い」形をしている。変化の途中というのは、ある意味一見無駄な物があるようで、しかし、それがあることで変化の大きい環境をしたたかに移行できるように見える。
  

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2007年07月26日 19:11に投稿されたエントリーのページです。

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