(2007年1月11日のブログです)
まだ私のアグリビジネスも軌道に乗っていないので現在ゼンショーグループ(小川賢太朗社長)のすき家というところで平日のみ早朝1日3〜4時間ほど働いてます。4時起きでだいたい5時から10時までの時間帯で働いてます。24時間営業の店なのですが、1日の午前9時、すなわち、11日の9時までがすき家時間では10日の日付で取り扱われてます。私は深夜帯のアンカー(締め)を行うことになってます。
この時間帯はワンオペといって、1人で店のすべての切り盛りをします。お客さんの注文を取って、食事を作って、提供して、レジをして、食べ終わった容器の片づけと洗浄、提供して減った分のメニューの仕込み、この他に、在庫とり、営業報告書の作成と本部への報告も担当してます。そうそう、私の働いている店は、ドライブスルーまであるんですよ。これも一人で全部対応するのです。この仕事かなりハードです。お客さんが怒ったらひたすら謝るが鉄則ですし、3時間の間マラソンのような運動量の仕事です。正月明けは1時間に22名ものお客さんが見えて1人でパンク状態となりました。容器も足りなくなる寸前で朝の食事は餅一個でしたから、フルマラソンで言うと、30〜35キロ地点(俗に言う魔の30キロ地点)の状態で体力的にもガス欠状態になりましたが忍耐でしのぎました。
今日は3時間で40人のお客さんをもてなしました。かなりご盛況ですが、これまでのピンチを1人でしのいできたことが自信につながり、無難にこなせるようになりました。寒い日ですが、年中半袖姿のユニフォーム、寒いかと思いきや、動きっぱなしでかなり汗をかきます。
しかし、うれしくなることもいっぱいあります。私の時間帯では朝の朝食セットなどの注文が多く、工場で働く人、運送業の人、夜勤明けの人が比較的リピーターのような形で来てくれるお客さんが多く、汗をかいて働く人への朝飯の提供はある意味やりがいがあります。そして、お客さんの笑顔がうれしく感じられます。
今日は、仕事の収量時間前に、河原BM(ブロックマネージャ)が、予告なしに現れました。そして、「今日は僕がお客になるから接待して」というのです。抜き打ちテストです。「やばいなー、普段マニュアル通りにはやっていないナー」と思いつつも、いつも心がけているお客様に喜んでもらう気持ちを込めた接客をしようと、接待しました。当然、他のお客様もいます。そしたら、たまに見えるお客さんですが、いつも以上に「出来たてのかつカレーうまかったでーありがとうな。」とマネージャのいる前で感謝の一言。そのお客さんは私を応援してくれたのです。その後、マネージャの評価が高くなったのは言うまでもありません。「さすがこの時間帯専門で入っているだけあって、以前より大きく進歩している」と評価を頂きました。
「お客さんの喜ぶ顔を観たい」これが私の今後の仕事の基本になると思います。「やはり、野菜をはじめとした農産物の生産小売り事業を成功させたい」日々このように思って活動している毎日です。
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河原BM(現在は大阪に異動されました)は、非常にすき家を愛している方でした。3回ほど接客のご指導を頂いたのですが、リーズナブルな価格での提供だからと言ってサービスの妥協は許されないことや、お客様に感謝されることへの感動を熱く語ってくれました。短い間でしたが接待業のイロハを教えてくださった河原さんには感謝しております。河原さんのような社員のいらっしゃるゼンショーグループさんには、いつか私の野菜を使っていただきたいと考えております。
2007年7月2日 ジャグロンズ 代表 藤原隆広