水田転換畑ハウスは沖積土壌で水はけが悪い立地条件にあります。今年の1作目からなんか怪しい株がありました。ある程度まで大きくなると、ぱたりぱたりと萎れて枯れていきます。なんか怪しい。もしかして、フザリウムによる萎凋病(いちょうびょう)かもと感じていました。先日、野菜茶業研究所の先輩である窪田さんにお願いして顕微鏡で見てもらったところ、今日お返事を頂きました。やっぱりいましたフザリウム。病原体名Fusarium oxysporum(フザリウム・オキシスポラム)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0。カビの一種で、産地が壊滅することもあります。私のハウスでは、一発目から出ました。種子感染もするということですし、乾燥し過ぎや、過湿状態も病気を助長します。酸性土壌で発病しやすく、中性からアルカリ側で発病しにくい傾向があります。また、腐植質が少ない畑でも発病しやすいとのこと。発病し易い温度は、気温23〜30℃、地温25℃〜27℃で、33℃以上では急激に発病が低下するとのこと。だいたい、相手の素性が分かりましたhttp://www.musaseed.co.jp/sec02/thd06/right_0104.htm。これから、ウルトラC級の対策技術を考えていきたいと思います。薬を使うことだけが、病害対策ではありません。夏場のほうれん草生産、おもしろくなってきました。