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先人「渡辺社長」に教わった再生紙マルチ直播水稲栽培の「コツ」

昨日、山梨県で、ジャグロンズの製造した再生紙マルチ直播シートを用いて、コシヒカリの無農薬栽培に挑戦しておられる、渡辺モータースhttp://www.maruwa-g.jp/の渡辺助直社長とお電話でお話しする機会を得ることが出来ました。渡辺さんは、近畿中国四国農業研究センター・未来精工コンビの時代から約5年間、再生紙マルチ直播栽培に取り組んでおられます。
ここでは、再生紙マルチ直播シートの活用例として、「渡辺スタイル」をご紹介させていただきます。
上手な再生紙マルチ直播栽培のポイント●(山梨県におけるコシヒカリ栽培の事例)。
1)施肥量を50%カット。
2)田植えよりも20日くらい遅らせて田んぼにシートを敷く(水温が15℃くらいになるように調節する)。
3)水を深くし過ぎない、深いところは発芽が悪くなる。
4)紙マルチシートが乾いていてもその下は湿っているので、あまり頻繁に水を入れる必要はない。
5)深水にすると、根張りが悪くなり、倒伏し易くなるので、出来るだけ水を切るような栽培方法をする。
6)60日でシートは分解してなくなることを考慮して作業すること。
7)元々倒伏し易い品種であるコシヒカリでも、施肥量を大幅にカットすることで、上手く作りこなせる。
8)無農薬栽培でも特に問題なく作れるが、大規模生産では、ちょっと不安、10〜30a程度の小面積で、自家消費米として作るのにはこれかららこのような栽培技術が、求められているのではないかと思う。
以上、貴重なご意見ありがとうございました。
                  

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2007年08月09日 19:27に投稿されたエントリーのページです。

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