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田んぼの稲刈りで弱肉強食の世界を垣間見る!!

●農業の中でも超短期集中型の労働形態をとる稲作(米作り)。田植え時期と稲刈り時期の2つに時期は、稲作農家の方々はかなりハードな毎日を過ごしてます。先日、ジャグロンズ提携農家の草深さんのところの稲刈りの応援に行って来ました。
●コンバインを操る草深さんの周りには、白い鳥がたくさん集まってきます。よく見ると、シラサギ(コサギ)やアマサギのようです。先日、これらのサギの数を数えたら20羽以上いたのにはびっくりしました。この鳥たちは何をしているのでしょうか。よく観察してみると、田んぼの中に潜んでいた小動物が稲刈りの後に飛び出してくるのです。この小動物は、私が見た限りでは、アマガエル、バッタ、コオロギの他、小さなネズミやヘビもいました。この鳥たちは、これらの小動物を食べにやってきているのでした。
●昼食を済ました後、津市内の田んぼに帰ってくると、置いていたコンバイン(収穫と脱穀をする機械です)の下になにやら白いものが沢山散らばっていることに気付きました。何だろう、よく見てみると鳥の羽です。そこには、1羽の猛禽がいました。トビよりも一回り小さいハヤブサです。ハヤブサがコサギを捕まえたあと、羽をむしってこれから食べようとした矢先に、私たちが帰ってきてしまったようです。私が近寄ると、ハヤブサは、自分の身体と同じくらいの獲物を掴んだまま飛び立ちましたが、途中で落として飛び去ってしまいました。せっかくのご馳走のチャンスを逃してしまったハヤブサ君「ごめんなさい」。大事な命を無駄にしてしまったような気がしました。その日の夕刻は、まっすぐ天に昇る虹が立ちました。ハヤブサが去ってから1時間後には、逃げていた多くのサギがまたどこからともなくやってきてまた何事もなかったように小動物をついばんでいるのでした。農業環境の中での自然界における弱肉強食の世界を垣間見た一日でした。



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2007年09月12日 18:22に投稿されたエントリーのページです。

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