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バチルス・チューリンゲンシス(BT)

Jagronsスピナチ・ガーデン三重安濃津生産拠点の生育状況
 レストランなどの業務用中心のほうれん草として、安濃津生産拠点での年内取りのほうれん草生産をすでに開始している。年内出荷のものも出来れば無農薬栽培でと考えていたが、今年は例年よりも気温が高く、ヨトウムシが発生してしまった。このままでは、収穫皆無になってしまうとの判断から、減農薬栽培に切り替えることにした。今回使用したのは、エスマルクDFというお薬。これは、BT剤という種類のお薬で、BTはチルス・ューリンゲンシスの頭文字をとったもの。このバチルス・チューリンゲンシス(以下、BTと表記する)は、自然界にいるバクテリアで、蛾(ガ)や蝶(チョウ)などの鱗翅目(リンシモク)に属する昆虫の天敵となる生物である。良く知られたバチルスの仲間の有用細菌としては、納豆菌やヤクルト菌(ビフィズス菌)があげられるが、このBTはバッタやカエルなどの蛾や蝶以外の生物には全く作用機作(毒性)を持たない環境負荷がきわめて小さいお薬なのである。ジャグロンズは、自然と上手く調和できるように、常に高い技術力を保てるように努力し、出来るだけお客様に喜ばれる物づくりを続けていきたいと考えている。12月から年明けにかけて出荷のほうれん草は、完全無農薬栽培が出来るように、畑の状態を見極めながら、農作業を進めているところである。
 

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2007年10月17日 20:33に投稿されたエントリーのページです。

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