●僕がやりたいほうれん草づくり。それは、ほうれん草を生産することだけではない。まず基本が、ものを作ること。そしてその商品がお客様によろこばれる形で消費していただくこと。ほうれん草といってもいろいろある。お客様がほうれん草に何を求めているのかを知ることで、お客様に満足していただけるほうれん草を作ることが出来る。
●昨年は、甘さを第一に考えたほうれん草づくりに取り組んできた。今年は、お客様のニーズを探るべく、ちょっと代わったタイプのほうれん草も作っている。何件かのお客様に比べてみてもらった結果、今年の商品のラインナップを3種類揃えてお客様にお届けさせていただくことにした。
●3つの商品を紹介させていただくと、まずは、主力商品で、独特の甘さが特徴の「ゴールデン」タイプ、次ぎに、中華などの油炒め料理に適した「アフロ」タイプ、そして、和風の味つけにベストマッチな「ブラック」タイプ。以上の3つの個性ある商品を揃えることが出来た。いずれのタイプも、一定期間以上、冬の寒さにさらすことで、個々の個性を保ちながら糖度が10度以上の甘いほうれん草になることから、サラダでもいける商品になる。