最近、同世代の友人から、驚くべき事実を聞きました。生まれてこの方インフルエンザにかかったことがないと言うのです。インフルエンザウイルスといえば、世界で最も感染力の強い病原体です。1シーズンにA型とB型の2つともかかったことのある僕には信じられません。どのような対策をしてきたのかを訪ねたところ、「紅茶でうがいする習慣がある」とのこと。紅茶とインフルエンザとの関係に調べたところ、紅茶ポリフェノール(カテキンを含む)の殺菌力が効果ありとの説があるようです。しかし、核酸のみの単純な構造であるウイルスにどのようなメカニズムで効果があるのでしょうか。そこまでは調べることが出来ませんでした。しかし、この習慣を実践して、現に一度もインフルエンザにかからないでいると言うことは、疫学的に説得力のある1事例だと思います。早速、僕も実践することにしました。