身の回りの物事は、自分が転がしているようでも、転がっている。能動的ではなく受動的なところがある。なんともならないこともある。悪いことも良いことも連鎖反応することがある。物事が良いほうに変わるきっかけ、これを私は「好転機」と表現している。物事はいつもうまく運ぶとは限らない。「人間万事塞翁が馬」である。しかし、成功する人とそうでない人には、明らかに大きな違いがあるように思う。悪い状態を最小限に止めて、好転させる。しかも、その悪いときの経験を最大限に活用する。これが重要である。「好転機」を引き寄せやすい体質もあるのかもしれない。それは、「元気な挨拶」であったり、「笑顔」であったり、「他人を許容する心」、それに、「身の回りの整理整頓」や「掃除の敢行」を実践することにより身につくものであったりするような気がする。人生、いろんな困難や問題が起こるのは仕方がないけれど、「好転機」を常に身近に引き寄せる体質でいられるようでありたい。そのように思う。