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三重でのほうれん草生産も、いよいよ終盤にさしかかりました。この時期はほうれん草が抽だい(花が咲く)する時期。味は悪くないけどどうしても商品にならないモノも出てきます。そこで、考えたのは廃棄するほうれん草の有効活用。近くで養豚業を営んでいる淺生哲也さんのご協力を得ることが出来、出荷できなくなった無農薬栽培のほうれん草の一部を「豚」さんの餌にすることにしました。このアイディアは地主のお婆ちゃん「淺生ちよ」さん80歳のアイディアです。淺生哲也さんの養豚場は、野菜茶業研究所に隣接して立地しています。先日、早速、豚さんにほうれん草をあげてきました。ちょっとにおいがきつかったけど豚は凄くかわいいと思いました。このかわいい豚さんたちは、お肉になって関東方面に出荷されるそうです。何ヶ月かあとに東京近郊で、「三重さくらデリシャスポーク」という商品名で販売しているお肉を見かけたら、それは、ジャグロンズのほうれん草を食べた豚かもしれません。東京近辺にお住まいの方は、是非一度注意して豚肉の銘柄を見てみてください。地域のみなさんのご協力と知恵を頂きながら、これからも夢のあるほうれん草作りを心がけていきたいと思います。