●海外に靴を履かない人たちがいる地域があったとする。靴のセールスマンAさんは、「靴は売れない」と判断。もう一人の靴のセールスマンBさんは「靴を売るチャンス」と判断。現状は同じでも、人によって判断が全く異なる。これは、先日お会いした農研機構中央農研のマーケティング研究チーム長の佐藤さんから頂いたSWOT資料に載っていた一文である。
●ジャグロンズのほうれん草。いろんなタイプのほうれん草がある。「そんなに種類があってもお客さんはそれを望んでいるのか」、「そんなのは市場が望んでいない」と指摘する方もいらっしゃる。ちょっと前出のセールスマンAに近い考えである。しかし僕は、商品の多様性は消費者の生活を豊かにする可能性があると考える。セールスマンBさんは、靴を履く習慣のない人たちに、靴を履くことによってどのような効果があるのかを必至に伝えるであろう。例えば「けがをしにくくなる」とか「背が高くなる」とか「国際人になれるとか」???このビジネススタイルでは情報をいかに伝えるかが「鍵」となるように思う。
●ジャグロンズのほうれん草、三重県産「冬のタイプ」は、「スタンダード」「ゴールデン」「アフロ」「ブラック」の4つのラインナップでお客様にお届けしてきた。これらの素材を十分に楽しんで頂くには、それぞれの商品に関する情報が不可欠であると感じた。6月から秋田でのほうれん草「サマータイプ」の出荷を開始する。サマータイプにも2つのラインナップを揃える予定である(タイプ名は後日、本ブログで公表予定)。ジャグロンズの商品をお客様に受け入れていただき楽しんでいただくには「情報」が不可欠であると考えている。またこの活動が、新しい文化の創造につながることを確信ている。来週からは秋田県美郷町にあるスピナチ・ガーデン美郷拠点に移動して活動を開始する。お客様に感動をお届けできるような物づくり。そして、情報を駆使した営業活動を続けていきたいと考えている。