★「田んぼでほうれん草を作る」。これは、ほうれん草栽培ではタブーの一面がありますが、これまで2年間にわたって、田んぼを使った冬のほうれん草生産で成功を納めてきました。
★「真夏にほうれん草の露地生産を成功させる」。これは、今年の夏(現在)挑戦してきた型破りの生産への取り組みでした。しかし見事惨敗、自然に勝つことは出来ませんでした。農業生産としての収穫は出来ませんでしたが、情報としての収穫はありました。夏のほうれん草生産の大敵は、湿気です。今回は、温度管理だけに注目していろいろ試行錯誤してきましたが、夜温が一定以上になるとほうれん草に一気にカビが蔓延します。今回、野菜茶業研究所(寺見さん、窪田さんありがとうございました)に依頼してしらべてもらったところ、ピシウム属の仕業であることが判明、早速今後の生産に向けての対応をとるとともに、現在、来年に向けての新しい作戦を検討しているところです。今回の生産方針、ちょっと勇み足だったようです。なお、もしものために、ハウス栽培も平行しておりましたので、生産量は少ないですが、現在も農薬を使わないでほうれん草生産を継続しております。