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★お米に関する豆知識★

 

健康志向の高まりの中で、玄米をお求めになるお客様が結構いらっしゃることを最近感じております。
ここではお米に関するちょっと知って得する情報をお知らせします。

◎田んぼでの収穫情報
田んぼでは収穫したお米は、はじめは籾(モミ)の状態でです。籾摺り(モミスリ)をすることで籾が、籾殻(モミガラ)と玄米(ゲンマイ)に分離します。玄米はさらに精米(セイマイ)することで、白米(ハクマイ)と米糠(コメヌカ)に分離します。
★籾=籾殻+玄米
★玄米=白米+米糠

精米は、その程度によって、上白、普通、7分づき、5分づきなどと呼ばれる段階で行うことが出来ます。
5分づきは、ちょうど白米と玄米の中間に位置するものと考えていただけば分かり易いと思います。
○これをお米本来の美味しさの観点からランク付けすると次のような関係になります。
★上白>普通>7分づき>5分づき・・・>玄米
○一方、米糠にはミネラルやビタミンB群が豊富に含まれていますので、栄養成分の観点からランク付けすると次のような関係になります。
★上白<普通<7分づき<5分づき・・・<玄米

◎残留農薬(?)の心配
米糠(玄米の外側の部分)には、栄養が豊富に含まれているのですが、この部分に残留農薬の濃縮を懸念する人たちもいるようです。このような、観点から、健康志向で玄米を食べていただくような、ヘルシー派のお客様におすすめなのが、ほうれん草畑で作ったお米、「スピナチ・ガーデン・ライス」です。除草剤、や田んぼへの農薬散布を行わずに作ったお米です。品種はコシヒカリですので安心しておいしく召し上がっていただけると確信しております。

◎国産のお米は、世界で一番安全!!
今から10年以上前に、朝日新聞(だったように思います)に掲載された記事に次のような内容のものがありました。米国、オーストラリア、タイ、中国から輸入されたお米と国産の日本米、それぞれに、貯穀害虫である、コクゾウムシ(体長1mm程度の非常に小さいゾウムシです)を20頭いれて、放置したら、数日後、外国産のお米ではひどいものでは全滅(オーストラリア)又は生存率50%(米国)だったこと、その他の国のお米でも生存率100%の輸入米がなかったとのこと。コクゾウムシの生存率が100%だったのは日本の国産米だけだったと報道されてました。この報道は農薬の影響を如実に表していますが、海外からのお米(農作物)には、防疫上の理由から、必ずポストハーベスト農薬というのが使われます。これは、文字どおり収穫後に使用する農薬です。国産のお米はこのポストハーベスト農薬を全く使わないので、日本で食べるお米は国産米が世界で一番安全なのです。

★☆昨年の「スピナチ・ガーデン・ライス」に関する調査結果は下記をご参照ください☆★
●調査方法について→http://www.jagrons.com/archives/2007/10/post_141.html
●調査結果について→http://www.jagrons.com/archives/2007/10/post_143.html

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2008年08月23日 22:13に投稿されたエントリーのページです。

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