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個人の順応性

●先日の24時間テレビでは、「エド・はるみ」さんが113kmマラソンに挑戦、見事完走された。エド・はるみさんはかなり遅咲きの若手芸人ということだが、スタート前のトークで、夢を叶えるのに年齢は関係ないとの言葉に心を打たれた。
●僕は5年ほど前のサラリーマン時代に、全農林http://www.zennorin.jp/shoukai.htmlという労働組合の分会委員長というのをさせていただいた経験がある。全農林は95%という高い組織率を誇る農林水産省関係の国家公務員労働組合である。
●労働組合では、働く者の環境を良くするために頑張っている組織であるが、多くの方が、心的病気で休養を余儀なくされたり、ときにはそれが原因で命を落とされるケースを身近に感じてきた。
●心的病気は、心的ストレスによって引き起こされることが知られているが、いろいろなケースを振り返ってみると、ある傾向があることに気づいた。
●1)同じ職場の変化でも、年齢が高かくなるほど、仕事内容の変化に対応できなくなる傾向があること。つまり、同じ性格の人間でも、同じ環境の変化に対して、ストレスを受ける度合いが、20代<30代<40代<50代と大きくなること。2)ストレスに対する強さ(耐性)は、ストレスに柔軟に対応できる若いときにどれだけいろんな環境変化を経験したかで異なってくること。
●「かわいい子には旅をさせろ」とか「獅子はかわいい子を崖から突き落とす」といった考えは、なるほどとうなずける。
●一方で、「かごの鳥」で育った人間は、きわめてストレスに弱いことは言うまでもない。一生かごの中にいれば、別に問題はないが、ふつうの家庭ならば、親というかごは、いつかはなくなってしまうのだから。
●特別な家柄で組織で守られていない限りは、できるだけ、若いうちにいろんな経験を積んだりいろんな人と関わって行くことが大事だと思う。そして、若いときに他人を助け、他人に助けられる経験をすることが、「人を信頼できる」人間を形成する上で重要なことだと思う。
●「エド・はるみ」さんは、若いときに多くのことを経験されたのだと思う。そして彼女は、人生を受け身でなく、主体的、能動的に生きていると思う。やりたいこと(夢)に向かうという形で、環境の変化に接すること、それがストレスをプラスに活かして、人生をより充実したものにできる最善うの方法のような気がする。

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2008年09月03日 12:37に投稿されたエントリーのページです。

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