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アンチエイジングのヒント

●先日、テレビのトーク番組に、新藤兼人さんという映画監督が出演されていた。
●新藤さんのインタビューに対するコメントは、ユーモアとウイットに富んでいて何か含蓄を含んでいる。僕は、この人すごいなーと感心した。
●新藤さんは1912年生まれの96歳。もう少しで100歳になるが、現役ばりばりでお仕事をされている。
●新藤さんの、台本執筆の際の様子を自分で「文字を紙に植え付ける」と表現されていたのが印象的だった。

●もう一人、すごい人がいる。いつもお世話になっている。日本生命の佐本玲子さんだ。
●野菜茶業研究所の大先輩であり、東海近畿農業試験場時代の水稲の早期・早植え栽培の研究で顕著な実績を上げられている佐本啓智さんの奥様でもある玲子さんは、伝説の生保レディーである。
●佐本さんは、ふつうの会社ならば定年の歳から、もう20年近くのお歳と伺ったことがあるが、見た目は全然お若くいつもはつらつとしておられる。
●事務所の営業業績は常にトップを堅持しており、まさに現在もその伝説を更新中の佐本さんである。

●二人とも、高齢にも関わらず、第一線で活躍されている。この二人には、ある共通点があることに気づいた。
●その共通点とは、@)仕事を楽しんでいること。誰かのためとかではなく、自分のために仕事をしておられる。A)頭を使う仕事であること。B)人とのコミュニケーションを大切にする仕事をされていること。
☆ 
●生物は、子供を育てた時点で役割を終えて老けていきやがて死ぬ。人間は、文化の伝承と言う役割ができたことから、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんでも間接的に子育て(子孫の繁栄)に貢献する機会が増えたことも、寿命が延びた原因の一つとする説もある。
●しかし、先に挙げたお二人は、それを超越している。ズバリ、その原因は頭を使って仕事を楽しむことだと思う。頭を使うことが仕事であり収入を伴えば、より張り合いもでてくるだろう。仕事を楽しむためには、その人自身にある程度のタフネスさが備わっている必要もあるだろうが。とにかく、独自のスタイルを築いて仕事を楽しむことが脳の活性を促し、アンチエイジングにつながっているのではないだろうか。

●予備校時代の校長先生で、偉大な地球物理学者でもあった、故 竹内 均 先生のお言葉を思い出した。「すきなことをやって、食べていけて、それでもって人に感謝される。そんな仕事に出会えたらすばらしいことだと思います。」
●誰かのために、仕事をしている。退職までは無理して仕事を頑張って、その後大いに楽しむぞ!!。そんなことをお考えのあなた・・・・もしかして・・・いつか浦島太郎の玉手箱をあけることになるかもしれません。
■天職に出会えなかった方は、いっそ人生における仕事の割合を最小限にとどめて、一生続けられる趣味をもった方がいいかもしれません。そういう人、結構いますよね。周りを気にせずマイペースな人、職場ではどのように受け止められるか分かりませんが、こういうライフスタイルもある程度は、アンチエイジング効果があるのではないでしょうか。

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2008年09月10日 05:47に投稿されたエントリーのページです。

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