Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


「干物(ひもの)」と「刺身(さしみ)」

●「アジ」がおいしい季節である。同じ「アジ」という魚でも、「干物」と「刺身」では、アジ(味)が全く違うのはおもしろい。
●三重大学公開講座http://www.jagrons.com/archives/2008/08/post_312.htmlの原稿の締め切り日が迫っている。
●三重大学で講師をさせていただくことは大変光栄なことでうれしいことである。それ以上に、どんな方が話を聞きに来てくださるのかを想像することが楽しい。折角来てくれる方に満足して帰ってもらいたいと思っている。
●さて、プロの研究者時代は、何十回もの講演を経験したが、いつも感じることがある。それは、「干物(ひもの)」と「刺身(さしみ)」に例えて表現できる。
●講演の要旨は「干物」、講演自体は「刺身」である。干物は「記録に残るもの」、刺身は「記憶に残るもの」同じ内容でも、「記す」と「喋る」という表現方法の違いはものすごく大きい。
●「干物」はもうすぐできあがるが、「刺身」はぎりぎりまで完成しない。「刺身」は内容だけでなく、そのときの場の雰囲気やお客さんの構成も重要で、それによってその内容も変わってくる。
●どんなお客さんが、どんな刺身を求めてやってくるのか、そんなことを想像しながら、最高のパフォーマンスを発揮したいと、僕の職人魂がうずいている。
※参加申し込みの受付は10月3日までなので、ご希望の方は、三重大学の野田さん(電話059-231-9626)までお問い合わせください。定員が50名となっていますので、お早めにどうぞ。

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2008年09月18日 22:01に投稿されたエントリーのページです。

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