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息子たちとの温泉

●先日、息子たちといつもの温泉に行ったときのこと。靴箱のロッカーの鍵を長男(8歳)がかけようとすると、次男(6歳)が、「それ僕がやりたいのに〜」とだだをこねる。
●このような場合の解決方法としては、兄弟の歳がかなり離れているのならば、「お兄ちゃんなんだから弟にやらせてあげなさい」という方法もある。しかし、歳の差は2歳。「じゃんけん」でフェアに決めることにした。
●結果は、長男の勝ち。次男は、「じゃんけんするといつも僕が負ける〜」とまただだをこねる。しかし、勝負は勝負、長男の勝ちである。あまりだだをこねるので、それでは風呂から上がってから「次男が勝つ方法を考えよう」ということになった。

■次は、脱衣所でのこと。一人一本ずつのタオルを用意したところ、長男が最初に好きなタオルとったことに次男が抗議して、「それ僕が使いたかったのに〜」とだだをこねる。これもフェアに決めることにした。
■僕と息子たちの3人でじゃんけんした結果、1地番が僕、2番が次男、3番が長男となった。僕は、2番目に人気のありそうなものをとる。次男は得意げにさっきほしがっていたタオルをとる。そして、長男は、一番人気がないものに。ちょっと残念そうなので、僕のと取り替えてあげた。長男もやや満足したようだ。
■日曜日の夕方の温泉は、多くの人で込み合っている。子供たちは、のびのびお風呂を楽しんでほしいが、温泉の経験が少ない、はじめの頃は、人にお湯をかけて知らんぷりしたり、通路に唾をしたり、他の人に迷惑をかける行為をすることも多く、そのことが悪いことであることを聞かせ、迷惑をかけた人に謝ることを教えたこともあった。最近は、温泉でもちゃんと自分から「ごめんなさい」を言えるようになったのでうれしく思う。
■子供たちには、よくしつけられた犬のような「いい子」にはならないでほしい。世の中のルールを守りつつ自由にのびのびと育ってほしい。子供たちには、これから、世の中のルールと自由の境界線である「ここまでなら、大丈夫」「これ以上はまずい」といった、境界線を身体で学んでほしい。

★さて、次男の「じゃんけんに勝つための方法」であるが、風呂上がりに、軽食をとりながら、じゃんけんの癖を解析することにした。
★長男と次男に10回じゃんけんしてもらい、グーが「O」、チョキが「V」、パーが「W」というように、メモ帳に記して、どちらがなにを出して何回勝ったかを調べた。
★結果は6対4で長男の勝ち。そして、やはり、僕の予想通り、次男は、チョキを7回出している。
★次は、長男に記録を担当してもらい、僕と次男で10回連続「じゃんけん」した。僕は、意識的にグーを出し続けた。それに気づかない次男は、パーを出して、たまに勝ちながらも、負けが込んできて、力が入るとチョキを出す。そして、6対4で僕の勝ち。
★次男は、力むとチョキを出す癖があること、長男にはグーを多用する癖があることが分かった。次男には、「兄ちゃんに勝つには、あまりチョキを出さないようにすればいい」ということを教えた。
★この癖を読む方法は、楽天の野村監督の得意とする「ID野球にも繋がるものであると思う」。しかし、癖はなかなか直らないものだ。はじめての相手とじゃんけんする場合は、チョキを多用した方が勝つ場合もあるし、要は相性だ。次男はこの結果をどう理解したのだろうか。子供たちは、久しぶりの「ガチャガチャ」をやり、ご満悦の様子であった。

☆月に1回くらいしかあえない子供たちとのふれあいの時間のひとときの出来事。
☆次は、息子たちとは、どんな時間を過ごせるのだろうか。次回、次男はじゃんけんの弱点を克服しているだろうか。楽しみである。

☆それともう一つ、長男は、はじめて使った万年筆で、じゃんけんの結果を、僕の小さなメモ帳に器用ににメモしていたのが印象的だった。結果よりもメモをすること自体に関心を持っていたようにも思う。もしかして、コツコツと作業をして結果を出す仕事に向いているのかもしれない。

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2008年10月07日 12:12に投稿されたエントリーのページです。

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