★↑ヨトウガの若齢幼虫による食害
●ほうれん草の害虫第2弾!!今回はヨトウムシ(ヨトウガの幼虫)です。
●野菜を食害するヨトウガ(ヨトウムシ)の仲間には、ヨトウガ、シロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウが知られています。
●スピナチ・ガーデン安濃津拠点にもヨトウムシが発生しました。
●大阪府で公表している「ヨトウムシ類の見分け方」http://www.jppn.ne.jp/osaka/color/yoto/yoto_l.pdfで調べた結果、@集団で食害しA頭の後ろに1対の黒い斑点がなくBシャクトリムシ状に動くC若齢幼虫ということで、ヨトウガの幼虫(ヨトウムシ)であることが分かりました。
●このヨトウムシは、春ヨトウとも言われ、5〜6月の食害も多いのですが、スピナチ・ガーデン美郷拠点(秋田県)では、全く被害がありませんでした。実は、美郷拠点には、無数の地グモや、アマガエルの集団に出会いました。クモやアマガエルは、ヨトウムシを好物としている強力な天敵なのです。
●安濃津拠点では、ミミズはよく見かけますが、美郷拠点ほど豊富なクモやアマガエルが見あたりません。ちょっと被害が大きくなりそうなので、明日防除を行う予定です。早期発見早期防除がヨトウムシ対策として重要です。少ない農薬で効率的に被害を抑えることができます。
★↑ヨトウガの若齢幼虫
★↑しゃくとりするヨトウガの若齢幼虫(左)と若齢幼虫の脱皮後の脱け殻(右)