●今日は、午後から山形に移動、水稲再生紙直播シートを山形県で初めて挑戦された、二戸さんをお訪ねしました。●二戸さんは、不耕起栽培の実践者でササニシキを作られています。今回は初めての再生紙マルチシート直播技術の導入ということで、技術のフォローアップもかねて4人で伺いました。●そこで見たものは、封入種子の周りに発生した多くのイトミミズ。以前、聞いたことはありますが、初めて見ました。●早速、前の職場の先輩であり本技術の研究者であった近畿中国四国農業研究センターの亀井チーム長に電話して確認すると。「湛水状態がながく続くとイトミミズが発生することがある、そのままだと種籾が酸欠状態になって腐ってしまうことがあるので、水を落として発芽までの間少し通気をよくした方がいいとのアドバイス」早速そのことを二戸さんに伝え、対策をこうじてもらいました。「危なかった、危機一髪!!」これで何とか発芽がうまくいきそうです。●二戸さんのように不耕起栽培をする田圃では、イトミミズが発生しやすく、そこにいわゆる「とろとろ層」ができて、雑草の発生が抑えられることが知られています。●今回は、イトミミズの存在が裏目に出て危うく種籾の発芽が抑制されるところでした。今日は、みんなで大変いい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。
★左から、二戸さん、藤原、最上町役場農林課の真柄さん、石山さん
今日はありがとうございました。