●秋田美郷拠点のほうれん草畑、高屋敷圃場。最近ワタアブラムシの発生が顕著で、コロニー(アブラムシの塊)を見つけては被害にあったほうれん草の株を引き抜いていました。
●今日、ほうれん草を収穫していると葉の裏にオレンジ色の卵が産み付けられています。どうも鱗翅目害虫のものとは違います。
●そして時折、葉の裏を素早く動く忍者のような生き物が・・・これはテントウムシの幼虫に違いない、でもナナホシテントウの幼虫にしては小さい。。。調べてみたところ、これは、ヒメカメノコテントウ(姫亀甲天道)の幼虫であることがわかりました。自然界にいるたくさんの益虫のうちの一つです。
●私たちは、農薬一辺倒の農業から脱却し、IPM(総合的防除)の実践を通して、自然界の力を合理的に活用した農業生産に取り組んでいきたいと考えております。
★ヒメカメノコテントウは成虫も幼虫もアブラムシを食べて生きています。成虫は4〜5mmと小さく、成虫の模様が亀の甲に似ていることからこの名前が付きました。成虫の模様のバリエーションは多く、亀甲型のほかに、黒型、黄点黒型、背すじ型などが知られています。
●今日、発送したほうれん草にはもしかしたら、ヒメカメノコテントウの幼虫くんも一緒に旅して行ったかもしれません。もし、見つけたらそっと外の草むらに放してやってください。お願いします。