●先日、稲作の勉強会で、先生をお願いした。東北農業研究センター大仙拠点の主任研究官、白土宏之さん。実は、農林水産省の研究職の新人研修を野菜茶業研究所(僕も同じところで研修をしました)で、その後、中国農試(現在の近畿中国四国農業研究センター)(福山)に勤務されていたとのこと。いろんな面で私の先輩に当たることがわかりました。●実は、白土さんが中国農試に配属された年に、再生紙マルチ直播シートの研究がスタートしたのだそうです。●東北農業研究センターでは、大規模畑作を大きなテーマにしていますが、私たちが取り組もうとしている中山間地向けの水稲栽培技術の開発にも役立つコアな技術がたくさんあることがわかりました。●中山間地農業研究のメッカ近畿中国四国農業研究センターを経験している白土さん、これからもよろしくお願いいたします。●今回、白土さんには水稲の生育の最適pHを教えていただきました。水稲は、pH6以下を好むそうですが私たちの圃場は6.7程度。試験栽培をしている水田圃場は、山水を利用していますが、山水のpHは7.4でした。流水は炭酸ガスを多く拭くんで弱酸性になると思うのですが、この地域の流水はなぜか僅かにアルカリ性に傾いた水質のようです。あともう一つ、水稲種子の休眠に付いての知識は、非常に役立つ情報だったと思います。ありがとうございました。