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●再生紙マルチ水稲直播栽培の実証栽培を行っている秋田美郷圃場。朝早く、田んぼでの作業をしていると、ヤゴから生まれたばかりの複数のトンボを見ることが出来る。ここ一週間、毎日新しいトンボが巣立っている、観察結果を基にざっと試算してみたら、私たちの水田20aで約10万頭近くのヤゴが飛び立って行く計算になった。●トンボの種類は今はほぼすべてが、茜トンボ(アカトンボ)である。今は黄色い姿をしているが、これから高い山の上に向かって飛び立ち、避暑地で一夏を過ごした後に、真っ赤になって生まれた田んぼに返ってくる。●実は彼らは、イネの害虫であるトビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカそれにツマグロヨコバイなとを食べてくれる私たちの強い味方なのである。彼らの飛来さえ期待できれば、ウンカヨコバイ対策の農薬散布なんて全く必要ない。私たちは10万の軍隊(飛行隊)を得たのも同然なのだから。