●「坂の上の雲」というテレビ番組で、「あんなに強大な清国の軍隊(海軍)に我が国はかなうのでしょうか」との本木雅弘の問いかけに、渡哲也がこう答える「いくら大きな軍艦でも中に乗っている船員が、あのような堕落した状態では、さほどの力も発揮できないだろう」。
●はじめから大きな、組織は、一つ一つの構成要素がおおざっぱになっている場合が少なくない。小さい組織は、無駄を省き効率的な筋肉質の組織作りがしやすい。大きくて贅肉のある組織を筋肉質の組織にするのは難しい、一度楽をしたスタッフを、厳しく鍛え直すことは極めて難しいことである(かつてのサラリーマン生活の中で、労働組合的視点から組織の効率化スリム化に適応できずにメンタルヘルスを崩した労働者を数多く見てきた経験からそう確信している)。これに対して、完成したコンパクトで筋肉質の組織をもう一つ増やすことは簡単なことである。
●ビジネスは、血を流さない戦争である。失敗したからと行って命を奪われるものでもない。そういった点では、真剣勝負のゲームとも言える。ゲームを楽しむには、最強の組織を作って戦いを勝ち抜くことが必須である。
●組織として機能する最小の単位。これを定義して筋肉質のチームを作る。これを倍々にコピーすることで強大な組織を作ることが出来ると考えている。今は、最小の単位で如何に完成された1ユニットを作り上げるかが我々ジャグロンズのテーマである。日々の活動の中で、手応えを感じている今日この頃である。