●ジャグロンズにとって今では欠かすことの出来ない人物である「ウマノユキノリ」。
●彼は、突然私の前に現れた、自分をガンガン主張するアメリカンスタイルが彼の第一印象である。外資系のITコンサルタント会社を経て、IT企業で農業の専門家として活躍しているという。
●しかし、私からすれば、彼は農業についてうわべだけしか分かっていないように見えた(実際はそうでないかもしれないが・・)。
●彼は、ジャグロンズで研修をさせて欲しいという。彼は、私に負けず劣らず強い個性の持ち主である。これと決めたら辺り構わず突撃する彼のスタイルはすがすがしくさえ感じることもある。
●彼はとうとう会社を辞めて私の元に弟子入りを志願してきた。私はそれを受け入れた、生活を共にし、三重から秋田への渡り鳥農業も一緒に経験した。彼は建設業の家系に生まれ育った。
●半年間一緒に暮らして分かったこと。それは、彼は私が考える未来の農業の分野では類まれない能力の持ち主であることである。現在の彼の役割は「農作業アナリスト」。農作業の数値化による農業の合理化である。土建屋のDNAを持つ彼の現場監督能力はかなり優れている。そして何より農業現場で起きている状況を数字で表現する力に長けている。
●今年のジャグロンズにとって、彼の参加は「鬼に金棒」ならぬ、「ジャグロンズにウマノ」といった表現がぴったりである。