●「人にどう見られているか気になる」。そんな、相談を受けたことがある。これは、誰でも多かれ少なかれ感じたことのある体験であろう。
●人は、鏡である。自分が思っているよりももっと的確に、自分を捉えてくれる鏡である。ただし、ちょっと注意が必要。鏡から見える自分は必ず左右対称である。人に見える自分とは違うのである。鏡をそのまま鵜呑みしてはいけない。
●案外、人は、自分のことを自分でわかっていない場合が多いのではないか?。最近、私は自分のことを余りよくわかっていないのではないかということに気づいた。これは「無知の知」にたどり着いたことを意味するのかもしれない。
●自分の思う自分の姿(主観)と鏡に映る自分の姿(客観)をうまく、すりあわせて「ジュンテーゼ」的なものにたかめていくことが、正しい自分を知るための最善の方法であるような気がする。このすりあわせの工程では少々「プラス思考」かつ「未来的」なスパイスを効かせるのが「ミソ」である。