●今年でほうれん草生産を生業として5年目を迎える。最近一年間(第3ステージ)はジャグロンズ4人衆で取り組んだ農業生産。多くのマスコミから取り上げられ話題性は申し分なかったが、売り上げと人件費との狭間で、それぞれが発展的グループ解消の道を選んだ。お互いに経営者感覚で農業生産に取り組むシステム作りに挑戦したが、最終的には経営者としての道を選んだのは、僕一人であった。少ないながらも雇用を創出して賃金を支払ったが、この五年で一人前の額の負債という財産も築いた。
●第3期の反省点は、@給与至上主義の考えが発生してしまったこと。Aそれに、管理至上主義の会社運営がなされたこと。そしてB私の放漫経営である。自分で管理できる以上のことを望んでしまった。
●今期からは、まったく新しい体制で原点から再スタートをする。僕は1生産者として、「ものづくり」の原点に戻る。そして、益荒男ほうれん草を多くの皆さんに食べていただくために情報を発信し続ける。これからしばらくは、ジャグロンズに安定した人生の選択肢はない。ジャグロンズのメンバーはジャグロンズに参加した当初の気概が保てないのであれば、早急に次の対策を講じる必要がある。
●現在のジャグロンズの雇用能力は低い状態にある。一方で、生産能力と販売先は過去最高になる見通しである。経営者1人体制を軸にどこまでできるのか。これから一年は来年以降のジャグロンズの姿を占う上で大きな一年になる。
●僕の選んだジェットコースター人生、現在は大変な状態にあるが、数年前のどん底に比べればまだましだ。しっかりと現状を見据え、自分のホームポジションに帰って、着々と仕事を進めてゆきたい。