Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


2010年を振り返って

●2010年のジャグロンズの活動は、ズバリ「企画型農業」。ジャグロンズ4人衆を全面に打ち出しての生産販売事業は、売り上げの面ではそれなりの成果を上げることができた。しかし、私自身農業経営を知らなすぎた。黒船で出向するところを、木彫りの船で出向してしまった。4人衆のユニットは発展的に解消し、組織をシンプルにし、大型機械(黒船)を入手し、経営再建に向けての活動にチェンジしたのが私の主な年末の仕事であった。
●今年は、年末に亀山市で大きな交通事故があった。海外から働きにきている多くの外国人の方が亡くなった。この報道で、国産の電気製品が多くの外国人労働者によって支えられていることを知った。
●また、今年は、6月に宮崎、10月に千葉、11月に福岡に出張した。研究所時代に開発した野菜の機械移植栽培を普及するための活動である。ここでも各地の農業生産現場で、やはり外国人労働者(研修生)が重要な働き手であることを知った。
●今年は「益荒男ほうれん草」が、三重県から「三重のバイオトレジャー」に選定された。5年間の活動が評価されたことをうれしく感じる一方で、「益荒男ほうれん草」というブランドがどう世の中に活かされるべきかを真剣に考えるときがきたように感じている。「益荒男ほうれん草」は、純日本産野菜としてこれに関する、生産・文化的活動が有用な経済的効果をもたらすことをねらって立ち上げたブランドである。特に、冬の益荒男ほうれん草では、三重県、安濃津の特産品としてこれまで支えてくださった地域の地主のみなさんに恩返しできたらと思う。
●来年は、生産規模が倍増するに伴い、収穫スタッフの人員確保が必須の懸案事項。どのような体制を作り上げるのかがこれからの課題である。これからは、ボーダレス時代、外国人労働者と国内の求職者がかち合う状況になっているが、もうすでに、単純労働では、ハングリー精神旺盛な外国人労働者が国内の労働者よりもコストパフォーマンスの点で優れるとも聞く。
●「益荒男ほうれん草」=「ほうれん草」+「情報」の概念からなる商品。これを作るに当たっては。現場に精通したスペシャリストの存在が不可欠。来年は、「ほうれん草ソムリエ」&「アグロノミスト」をカバーできる人材と出会えること期待している。

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2010年12月31日 21:02に投稿されたエントリーのページです。

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