●サイエンスフォローアップ制度(SFS):ジャグロンズの科学的農業の具体的活動の一つが、Science Follow-up System (SFS)です。
●藤原隆広の篤農技術:農林水産省の研究者、即ちプロフェッショナルの農業研究者であったジャグロンズの代表、藤原隆広が実践する農業は、既存の農業実践スタイルとは大きく異なることが少なくありません。たとえば、山吹色(黄色)のほうれん草。これまでは、市場で全く評価されなかった外観に対して、低硝酸、高糖度、高ビタミンの特性を有することを発見し、世の中に情報を発信すると共に、その生産物を「益荒男ほうれん草ゴールデンタイプ」として、世に送り出しました。
●篤農技術と科学:しかし、その栽培技術的な理論は、長年研究者として培ってきた勘と経験によるもので、いわば篤農技術的なものであることも事実。その栽培理論は、論理的な仮説であって科学的に証明されたものではありません。
●SFSの目標:そこで、ジャグロンズでは、藤原隆広が作り上げた技術に対して、科学的な裏付けを取る活動をすることで、技術の効率的継承を図ることにしました。事業の目標は、科学的に裏付けのある技術書を出版することです。「益荒男ほうれん草」については5年後を目処に計画しています。
●目標達成のためのアグロノミスト育成事業:具体的には、アグロノミスト育成事業とリンクさせてこの事業を遂行します。即ち、研究者の卵、アグロノミストの卵に対して、「農」の現場で農業の実践と研究の実践を遂行させることで、研究の現場と農業生産の現場に橋を架ける「ブリッジビルダー」としてのアグロノミストを養成します。
●ジャグロンズ公認アグロノミスト取得の条件:ジャグロンズの「農」の現場における活動の中で、原則として5年間で3報以上の技術論文を学術団体(学会)に投稿し受理されることが、ジャグロンズ公認アグロノミストに認定されるための必須条件。ジャグロンズは科学の視点から日本の農業に役立つ人材を育成します。
◆ジャグロンズより発行されるアグロノミスト認定証書(ディプロマ)取得には、論文発表に置いて、文部科学省認定の学術団体の審査を通過する事が必要条件であるため、ジャグロンズの認定事業は、いわゆる「ディプロマミル」的な資格ビジネスとは大きく異なります。