Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


物語「みにくいイチゴ品種」

●野菜茶業研究所で、生まれた新品種「桃薫」は、その上品な味わいと他のイチゴ品種の追随を許さない芳醇な香りが特徴の品種である。このイチゴ、ジャグロンズが三重県初として栽培に取り組むに当たっては、イチゴ生産サイドから、「着色が悪いので生産現場での普及は難しい」とか、「栽培技術が確立されていないから作るのはやめた方がいい」との声が聞こえてきたのを覚えている。
●私たちは、外観の色や栽培技術が未確立なことは、生産に取り組むに当たっての本質的な問題ではないと判断した。着果数を多くすると果実毎の味の均一性が劣ることから摘果を強くし、大きな果実だけを生産する栽培技術を採用した。そして、薄い果実の色と乱形果からイメージする果実の特徴が広く親しまれるようにとの思いを込めて「ピンクタイガー」と命名した。「ピンクタイガーよ、おまえはもう他のイチゴと違うことで悩む必要はない、おまえは桃薫いちごという新しいジャンルのイチゴなのだから。」
●「千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず」、名伯楽、それ、ジャグロンズが引き受けます。

■トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jagrons.com/mt/mt-tb.cgi/1245

■コメントを投稿

(初めてコメントしたいただいた際は、コメントを表示する前に確認作業をしております。その際はしばらくお待ちください。)







■About

2012年03月23日 14:10に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「物語「みにくいアヒルの子」」です。

次の投稿は「新卒の皆さんへ」です。

 

Powered by
Movable Type 3.34