●私とは別の道で農業の道を目指している親友の一人から、こんな内容のことを言われた。
「君がやってくれていることは、君から僕に勧めてくるものではない。」
「僕から君に頭をさげて、お願いするようなことだとおもう。」
「だから、ある意味大きなお世話なんだ。」
こんな具合である。
●思い返すと、私は昔から「大きなお世話」型である。農林水産省への入省の面接試験で、長所と短所に、「面倒見が言い分大きなお世話になること」と書いたら、面接官にこういう書き方はするものではないと言われた経験を思い出した。
●そしてその大きなお世話が、世の中に大きく役に立ったりする事もあるし、迷惑がられることもある。しかし、いいと思ったらやってしまうのが私の質。やっぱり私は、大きなお世話型人間なのである。
●損得勘定に鋭い人は、何かメリットがあるはずだと考える。何かオイシイことがあるのだろうと。
●今回、私もそういった視点から自分を振り返ってみた。
●その答えがわかった。
●「愛」である。友人に対する「友愛」である。
●これは、与えることで自分が満たされる類のもので、相手が受け止めてくれるとうれしいが、そうでなくても、与える行為に意義があるのである。もしそれがうまくいけば、彼が彼の目標に大きく一歩近づける。そうイメージすることで私は幸福な気持ちになれる。それが、私にとってのオイシイことなのである。
●「だから、ある意味大きなお世話なんだ。」→「ありがとう」となったら、もっとハッピーなんだけれども世の中、自分の思い通りになるののでないことも十分わかっている。
●単純に「友愛」なのである。