●中小企業には、すべての面において優秀な人材は集まりにくい。しかし、一芸に秀でた人材が集まりやすいといった良さがある。
●たとえば、一般的な人物評価基準で優秀な人材の登用は、総合評価が100点なら、100点分のコストがかかるが、100点分の仕事をしてくれる保証はない。これに対して、ある一面においてかなり評価が低いために総合的な人物評価が基準で70点くらいの人材は、コストは勿論のこと、特定の仕事においては120点の仕事をこなすことができたりと、会社にとってかなり有益な人材となりうる可能性がある。
●車で言うと、「スズキのジムニー」のような人材。この車、悪路走破性とその個性は、他の追随を許さないものがある。反面、乗り心地はお世辞にもいいといえず、まっすぐ走るのも苦手である。しかしこの車は、絶版となった今でも多くのファンに愛されている。
●会社は、自分の強みを最大限に発揮し、多くの個性豊かな仲間とお互いを活かし合う場である。決してお金のためだけに苦手な分野でくすぶる場所ではない。
●先日の爆弾低気圧による風速20m越えの偏西風では、私の不備もあって大きな被害を受けてしまった。このことに文句も言わず、黙々と復旧作業に当たってくれたスタッフには感謝している。
●パーフェクトじゃないけれど、強烈な個性を持ったスタッフには愛着も生まれるし、憎めないところがある。スタッフの個性は会社の宝である。
●そんな仲間が仕事を等して自己実現につながる場が、会社としてのジャグロンズである。これから先も、スタッフのみんなには、日々前進、向上する事を楽しめるようになってもらうために、愛を持って接していきたいと思う。しかし時には、厳しいことを言う必要もある。そんなときは多くの困難を乗り越えることを俯瞰的に眺めるような気持ちで頑張ってほしい。