●これまで、多くの八百屋さんや青果流通に関わる人たちと出会ってきた。その中で、将来性のある八百屋さんとそうでないお店があることに気づいた。
●現在は、情報化の時代。情報を活用できるかが鍵になる時代である。
●何でもかんでも値切ってくる流通業者さん(生産者とのWin-Winの関係が成立しにくい)。そして、生産者の足元を見て生かさず殺さずの価格決めをする流通業者さん(何で生産者が価格を決めれないのか?生産者に問題あり)。とにかく利幅を少なく良いものを他店より安く提供するスタイルの流通業者さん(経常利益は大丈夫か?)、量がはける戦後は安く売るために安く仕入れて成功できる時代であった。そして、これまでは安く仕入れて高く(適正価格)で売れる八百屋さんが儲ける時代であった。
●これからは、生産現場の情報や、その品質を客観的に評価してお客様に伝える力のある青果流通業者さんが生き残れる時代である。適正価格で仕入れて、適正価格で販売する。これまでの野菜流通価格をベンチマークとすれば、国産野菜は高く仕入れて高く売る。そんな一見不可能な芸当を可能にできる流通業者さん(これは生産現場の情報をちゃんと生活者の皆さんに伝えることができる業者さんである)がこれからの日本の農業を支えていくことは間違いない。私たちジャグロンズと取引のある流通業者さんは、日本の生産現場を元気づけてくれる業者さんが多い。
●安くて安全な普通の野菜は、これから外国からどんどん入ってくることになるだろう。しかし、日本の農業はなくならないことを確信している。今も、東京、名古屋、神戸、福岡で私たちの野菜をきちっと適正価格で生活者の皆さんに届けてくださる取引先様があることに感謝している。