Jagrons 農業技術を追求しおいしさと健康と文化を創造する


残念な商談

●先日、取引のある名古屋の八百屋さんから、キャベツが欲しいとの連絡を頂いた。残念ながら私たちのキャベツは全部鳥に喰われてしまった。
●そこで、キャベツを作っている知り合いの生産者を紹介した。彼の畑にはおいしいキャベツはまだたくさんあるという。
●そして両者で商談開始。そしてその結果は...商談不成立。
●八百屋さんは1玉200円くらいまでなら購入したい。生産者は1玉150円で販売したい。両者の思惑からするとすぐにでも商談成立しそうなものである。しかし、商談不成立。
●不成立の原因は、生産者の勉強不足と実戦経験不足、さらには何とかして畑のキャベツを売りさばきたいとの執念の不足だと思う。
●「ものを作れる人は、そこそこいる。しかし、それを販売できる人は少ない」そんなことで流通業者になった元生産者がいることをなにかの本で読んだ気がする。しかしそれは間違いだ。むしろ、流通業者から生産者に転換するくらいの人間が尊いと思う。
●生産者が、自分で価格を決める時代にならなければいつまでたっても、生産現場の活気は取り戻せない。生産者には自助の精神が必要だ。
●そんな思いで、今日も生産現場で一日を過ごした藤原隆広である。

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2013年02月07日 21:55に投稿されたエントリーのページです。

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