●2013年5月〜月8までの4ヶ月間、秋田県美郷町(兎農園)での「2013ジャグロンズ夏の陣」は終わった。
●「2013ジャグロンズ夏の陣」は「枝豆の独自ブランドの展開」が主な内容。
●メインは秋田市30万人のお客様を想定した市場流通限定ブランド「美郷のうさぎ」。今季は丸果秋田県青果株式会社の4tトラックが毎日農場まで集荷に来てくれたおかげで約1ヶ月の間に約8tの枝豆を出荷した。そして、産地直送ブランドの「月兎豆(げっとまめ)」、これは、1t足らずの出荷ではあったが、東京新宿の伊勢丹様はじめ、名古屋市のサポーレ様、三重県のコスモス様、ぎゅーとら様の店舗を通じて遠方のお客様にも食べていただいた。今年は、神戸と広島のお客様にも新規にお届けできた。
●複合経営農家が生産する秋田県の枝豆にあっては、期間限定であるが、枝豆専門に特化したジャグロンズの「兎農園」は珍しいスタイルの農業である。今年は、地元「話題新聞」の取材を受けたほか、宮城を中心とする主要地方紙の「河北新聞」からも取材を受けた。
●今年は、「前半の大干ばつ」「後半の未曾有の豪雨」など、数十年に一度の自然現象が起きた。そんな中で「ジャグロンズの独自の生産スタイル(ハイパー・ラビット・システム)」は安定した生産と高品質の枝豆の供給を内外に示すことができた。伝え聞きのデータであるが2013年8月までの秋田県の枝豆生産量は、約900tという。これが本当であれば、約9tを出荷した私たちジャグロンズは、一生産者として秋田県の枝豆の約1%を出荷したことになる。
●前年までの過去3回は「赤旗」を揚げていた「ジャグロンズ夏の陣」。背水の陣で臨んだ今年は前年比200%越えの売り上げと大幅な利益率の改善により、堂々の「黒旗」を振ることができた。
●秋田市の「美郷のうさぎ」のマーケットは、ピーク時で約1t/日あると予想される。今年は、日最高出荷量860kgであったが、来年は品質を落とさずに1t越えができるよう生産現場のイノベーションを進めてゆく。そして来年は1ヶ月強の期間で15tの枝豆の出荷に挑戦する。
●最後に、今季の「美郷のうさぎ」の普及に尽力いただいた、丸果秋田県青果株式会社の境田常務と枝豆担当の保坂部長、そして、販売現場で頑張っていただいた株式会社ナイスの高橋さん、その他枝豆を食べていただいた多くの秋田市民の皆さんに感謝の意を表します。また、ハードな環境下で一緒になって働いてくださった十数名の秋田兎農園のスタッフの皆さんにも心より感謝の意を表します。
●9月からは三重県津市安濃町でほうれん草の生産に着手した。今はもう「2013ジャグロンズ冬の陣」の導入期である。先日の台風18号にはカウンターパンチを食らったが、めげていられない。先日は愛知県名古屋市の今泉シェフから、今日は東京銀座の中原シェフからご連絡を頂いた。元気を頂いた。
●今年は独自の農法でほうれん草生産を始めて8年目になる。生産現場の「イノベーション」と、お客様に喜んでもらうための「マーケティング」、この2刀流でさらなる経営革新を進めてゆく。