●あきた兎農園での「2013ジャグロンズ夏の陣」では、佐々木隆之氏がスタッフとして一緒に頑張ってくれた。佐々木君は小学校時代によくいたずらをして遊んだ仲、とにかく手先が起用で、機械が好きな彼は、きっとジャグロンズの仕事を楽しんでくれるだろうと前々から思っていた。
●彼は縁があって「2013ジャグロンズ夏の陣」(秋田での枝豆生産)に参加、タイミング的に収穫作業からの短い間ではあったが、枝豆脱莢機のオペレーション作業のほかにもいろいろと大活躍してくれた。
●特に頼りになったのが、機械の整備。彼はかなり筋がいい。過酷な使用条件下で動かなくなった脱莢機2号機のコンベアー部分を解体し、ベアリングを交換したのが記憶に残っている。機械の製造元に相談したらユニット交換で15万くらいはかかるとのことだったのに、休日に出勤してくれた彼と二人で3時間程度で1個1280円のベアリングを交換した結果、ぼろぼろの機械が絶好調に動くようになったのだからたまらない。2人とも40歳を過ぎて30年前の子供の頃のいたずらのワクワク感を感じたのは言うまでもない。
●佐々木君はこれからも、あきた兎農園のスタッフとして来年も枝豆生産に参加してくれることになっている。現段階では「留鳥組」としての参加だが、一度「渡り鳥組」としてもジャグロンズに参加してもらえたらとも思う。日本列島を股に掛けた「渡り鳥農業」もワクワク感いっぱいの農業なのであるから。
●佐々木氏は、これまで探していた「アグロエンジニア」にふさわしい人材である。藤原、佐々木のほかにもう一人二十歳前後の機械好きが集まれば、ジャグロンズはもう一つ大きな仕事ができるようになる。そういう意味で、「2013ジャグロンズ夏の陣」での佐々木隆之の参加は大きな意義があった。