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(故)六笠裕治君を偲んで

●1月19日、近畿中国四国農業研究センターの村上健二さんから連絡が入った。内容は次の通り。
●2014年1月18日、六笠裕治氏が永眠した。享年42歳。
●六笠さんは、北海道農業研究センターの研究者でチーム長などの研究管理の仕事にも携わっていた。
●村上さん、六笠さんは、私と同期入省のメンバーであり、新人研修時代、業務科という部署の歓迎会で、酒の洗礼をうけて意識を失ったり、リバースしたりと、数々の無鉄砲な若き日の思い出がよみがえる。
●平成6年入省組で野菜・茶業試験場(現在、野菜茶業研究所)で6ヶ月研修を受けた5人のメンバーの中で、一番年が近かった六笠さんとは、研究者としてのスタイルは少し違っていたが、日本の農業を思う気持ちは同じ。優秀でスポーツマンで、ストイックなところが持ち味の、何度かの挫折も乗り越えたタフガイであった。
●研究所を退職して、生産現場でのアグロノミストとしての活動を開始してしばらくして、北海道から連絡が入り、新人の研究者の現場研修の受け皿になってくれないかとの申し出を受けたことがあった。タイミングが合わなくて、この研修は実現しなかったが、私はその際に、「藤原さんを真のアグロノミストとして尊敬している」と六笠さんにうち明けられたことを忘れていない。いつか、同じ「農」の現場で一緒に仕事をしてみたかった。
●人生40年は短いようだが、100年も40年も、50歩百歩のような気もする。遅かれ早かれ、人生1スパン。なるようにしかならない。同期入省の農学の徒として、私は残された人生、六笠さんの思いに答えられるように生(活)きたいと思う。
●六笠さんは、生前ジャグロンズのブログの読者でもあった。今は、どこか違うところにいるのだろうけれども、きっと、このブログも読んででもらっていることと思う。六笠さん、またいつか会う日まで、さようなら。きっとまた逢うことになると思うけれども、またの時は、平成6年の夏の出来事で話を盛り上げましょう。
●それではまた。(合掌)。

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2014年01月21日 09:35に投稿されたエントリーのページです。

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