●いつもと違う降りっぷり、軽トラの上に、ハウスの上に、雪がどんどん積もる。ぼた雪である。
●まるで雪国の風景。12月の秋田と同じ錯覚を覚える三重県津市の安濃津農園。
●屋根の勾配がゆるい三重型のパイプハウスが危ない。急いで、対策に取りかかった。ハウスの中に1台の石油コンロをつける。これで、機械庫とスタッフ控え用のハウスの雪対策は万全。ハウスの上につもった雪の一番下の面を少し溶かして雪崩を起こすのだ。雪がどんどん滑ってハウスの横に落ちてゆく。元々傾斜がきつい雪国仕様の調整作業用のハウスは、石油コンロなしでも、5つほどつけている蛍光灯から生まれた熱で、雪の滑りは十分であった。
●自然相手の農業は、何があるか分からない。今回は、雪国育ちの経験を十分に活かすことができた1日であった。