◆昨日、コバシロータリーから異音が聞こえたため緊急農場内ドックに入った「マッセイファーガソントラクターMF4235」。

◆予想通りセンターのギヤボックスのオイルが乳白色になっていた。

◆90番のオイルはべっ甲色をしているが、中に水が入ると乳白色になり、そのまま使い続けるとギヤやベアリング類が錆びて壊れやすくなるのだ。

◆2日間であるが、ファーム*ジャグロンズ兎農園にあるもう一台の「マッセイファーガソントラクターMF135」が緊急登板することに。

◆45馬力のクラシックトラクターは、エンジンサウンドが心地よい。ニプロロータリーの尾輪とスプリングを調節し絶好調で作業していた。

◆60aの作業もあと1往復で終わりといったときのこと、エンジン回転が急速に落ちエンジン停止状態に。同時に「ぷっしゅ~」という音と共にトラクター前方から、水蒸気と緑色の液体が飛び散った。

◆「やばいっ!!」すぐさま、マッセイファーガソンの専門家、山形県のの武田さんに連絡。とりあえず放置して、エンジンを冷却することにした。

◆1時間後にボンネット上部のふたを開け中をのぞいてみると、ラジエター上部から出ているホースが抜けていることが判明、メカニックパートナーの佐々木氏が、ホースの先が部品と部品の間に挟まってつぶれていることを発見。それを取り出し、つぶれを戻して、口で空気を吹き込むと、「うっぷ」。空気が通らない。ホースの先端には土蜂によって土が詰め込まれていることが判った。ラジエター液は2Lほど足したが、ラジエターに致命的な故障は認められなかった。

◆このこととエンジンの停止のこととは直接の関係はないと感じた私は、燃料タンクを確認。「カラッカラ」だ。燃料ホースにエアをかんでしまったようだ。軽油を給油しエアを抜いてセルモーターを回すと。エンジンは無事回転。

◆今回の故障は、全く異なる2つのトラブルが偶然2つ同時に起きたケースであった。

☆☆今回のトラブル復旧所要時間、屋外現場にて藤原・佐々木組で20分程度。上出来である。☆☆