◆ファーム*ジャグロンズ「兎農園」の農作業の作業効率を飛躍的に向上させたのがこの積載車である。

◆それまで、トラクターの移動は自走によるものがほとんどであった。小型特殊自動車に属するものは、時速15kmが最高時速。7.5kmを往復するのに、1時間を要していた。

◆その後、大型特殊車両のトラクターを導入した結果、時速25~30kmで移動できるようになり、それまでの半分の時間で移動できるようになった。

◆そして現在、時速50km前後で移動可能なジャグロンズ・ライナー(日野デュトロ)。一度に移植機3台、畝たてマルチ専用トラクター2台を運ぶことができる。本車輌の導入により、それまで考えられなかった、往復20kmの圃場でもエダマメ生産事業に活用できることになった。

◆毎日ひっきりなしに、圃場から圃場へデバイスの移動に活用されているなくてはならない存在である。

◆これまでのジャグロンズのエダマメ生産における害虫防除は、背負い式動墳(動力噴霧機)が主流であった。これによりプレシジョンファーミング(PF:精密農業)の実践も可能にしてきた。これまではPFの実践により、薬剤散布量を慣行の標準散布量150L/10aに対して生育初期で1/10、開花後の生育後期では1/5に減らすことができていた。

◆一方で、これまでの方法では10aあたりの歩行距離は防除初期で600m、開花後の防除では、その倍の1200メートル、最低でも合計1800m歩く必要があった。10ha計算で、180km歩く計算になる。これは、ファーム*ジャグロンズ「兎農園」のある秋田県美郷町から、新潟市または仙台市まで歩くのに近い距離である。

◆そろそろ、イノベーションの必要に迫られた。防除の機械化にはハイクリアランスビークルが一般的だ。しかし、市販の新品では300万~500万円が相場。ジャグロンズの経済感覚では、お金がかかりすぎて「もったいないお化け」が出てしまう。農薬散布量だけでなく経費も1/6~1/10に圧縮するのがジャグロンズ流。何とかならないものか。

◆そうして、今回導入したのが、この機体。PDNSという農業機械屋さんのグループが運営するオールジャパンサイトで見つけ、ジャグロンズ流の範疇に見合った納得いける価格で購入した。購入窓口は、鹿児島の大崎機械店さん。フットワークの軽い社長の稲葉さんが、名古屋港からフェリーで仙台港まで送ってくれたので、仙台から自前の積載車で秋田まで輸送した。

◆前ユーザーは、愛知県豊橋市の農家の方だ。キノンドーという農薬を使った形跡があるのでたぶん、キャベツ農家ではなかろうか。樹脂製の赤いボンネットの色がくすんでいたので、早速赤のスプレー缶で塗装、ピカピカに輝いている。

◆この機体、一度に、幅10mの農薬散布が可能である。早速本日、本格的始動のために各部のチェックを行った。現状販売なので、不具合はお約束。こちらの望むところだ。 先ずは、薬液タンクの液量レベル表示用の透明チューブ。チューブがくすんで、全く液量が見えない状態。早速、近くのホームセンターで材料を購入して、チューブを交換。これで完璧だ。足回り等、少々のオイル漏れは、また改めて直すこととして、明日の早朝、ノズルに詰まったごみを除去して実際の圃場で薬剤散布を行う予定である。続きはまた改めて紹介させていただくことにしたい。

◆この畑は3年前までは、よく草が刈られ、天然の芝が生い茂る1500坪ほどの広大な広場だった。

◆土地のオーナーである佐々木政敏さんから、この土地の歴史について伺った。

◆美郷町仙南地区に位置するこの農地は、増田町ご出身の佐々木さんのご両親が、農業をするために志願して、松林を開拓した農地に入植したことから始まる。

◆当時は広大な土地にりんごを栽培する果樹園だったという。はじめは経営が成り立っていた果樹園だが、次第に、価格の暴落が恒常的なものとなり、りんご一筋に生産していた人たちは、借金に苦しむことになったという。

◆佐々木さんは、早いうちから、出稼ぎなどの仕事に積極的に取り組み、農業で生じた赤字を穴埋めすることで、農業を存続させてきたという。

◆しかし、全く見通しの立たない、現状を目の前に、佐々木さんは、農業を廃業することを決断する。

◆米といえば秋田。秋田といえば米。稲作以外は農業ではないといわれるほどの時代もあったという。

◆3年前に、口コミで知り合った。ファーム*ジャグロンズ「兎農園」の藤原のエダマメ生産事業に理解を頂きこの土地を託していただいた。

◆この圃場も、大きな石が「発掘」されるが、この地域での「展示圃場効果」は抜群で、その後隣接する「後藤りんご農園跡地」のほか、多くの地域の方から「土地提供の申し出」を頂く契機となった意義のある圃場である。

※こちらは、隣接する後藤リンゴ農園跡地↓

じゃぐろん

◆「赤いおサルのヤン坊」にいきなり試練。今季最大の「ロック」との遭遇。

◆オペレーターの佐々木氏、「ロック」の除去にもかなり重い様子。

◆今回は特別、動画もサービスします。↓

◆「サッカニー」。アメリカのスニーカーブランドだ。http://www.saucony-japan.com/about/

◆30年前の17歳のとき、陸上部員だった私が、初めて手に入れたサッカニーシューズが「ジャズ」。ヒールの安定性は少しふらつくものの軽くてクッション性が優れた印象的な靴であった。

◆30年ぶりに所有した2足目のサッカニーシューズ「シャドウ」。こちらは、ヒールの安定性が当時よりも高くなった印象がある。

◆あれから30年、私も体重も20kg増加し安定感を増している。

◆ジャグロンズの畝たてマルチ専用トラクター3号機「赤いおサルのヤン坊」。2号機の長期療養中のため、急遽改造が加えられデビューした。

★農業ビジネスでは、イノベーションによるコストの圧縮も大切な着眼点になる。8年ほど前に導入した1号機【クボタBJ13】は誰にでも入手可能な一般的なデバイスだ。所要コスト150万円也。4年前に導入した2号機【ヤンマーKe-3D】は、経費を1号機の1/3に抑えることができたものの持病の油圧不良(虚弱体質)が難点であった。そして、2号機の負傷をきっかけに急遽開発されたこの3号機【ヤンマーYM1402D】通称「赤いおサルのヤン坊」。新品爪交換、含めて総額費用15万円也。

◆この機体、3年前に知り合いの鉄くず屋さんからスクラップ直前の不動の個体を譲り受け、あの手この手を尽くして完全復活させた。しかし、ロータリーの後ろにユニットをつける型式が、旧式(レガシー)のため畝たてマルチャー化には、及び腰であった。

◆しかしこの度、2号機の石によるパンチドランカー化のため、急遽改造を加えられて誕生した「赤いおサルのヤン坊」。パワーは2機を上回る14馬力だが、ホイールベースが、1号機や2号機と比べてわずかに短い。このため、ハンドル操作がもろに後ろの作業機の挙動に大きく影響するため、実際の活用面ではハンドルさばきのテクニックが求められる。

◆改造依頼元「ジャグロンズ藤原」、改造者「大坂鉄工所」。

◆緊急需要に迅速に対応していただいた、大坂勇・純也父子に感謝します。

◆雨の後の景色はすばらしい。

◆そんな中、「フジオカ10圃場」。雨の跡で少々「シルい」が、「畝たて&植え付け作業」を無事終了させた。

◆今年新しく増えたのが「フジオカ圃場」全70aだ。「フジオカ圃場」の特徴はすべて「大豆跡」ということ。

◆この地区の技術では、3年経つと「大豆の収量が大幅に減ってしまうとのこと。そんな圃場でも、ジャグロンズはちゃんとエダマメを作る自信があるので、土地を使わせていただくことにしたのだ。

◆先日の雨は帯状の雲によりだいぶ多くの雨が降った。大雨のあとにもっとも早く作業しやすい畑「コウスケ30」圃場。

◆こんなとき、いち早く作業しやすいのが、もっとも水はけの良い畑。しかし、ここは、ファームジャグロンズ「兎農園」の圃場の中でもっとも石が多い圃場だ。

◆先ずは、圃場に入る前のお約束の儀式。バケットで2杯分の石を取り除く。

◆難航したが、21日~22日にかけて無事「耕起・畝たてマルチ・植え付け」作業を終了。

◆代償は、①コバシロータリーの故障。フランジ爪のボルト1本破損した。だが昨日無事修理完了。②もうひとつは、畝たてマルチ2号機(ヤンマーKe-3D)がショックによりパンチドランカー化。作業機の上下動作が不可能になってしまった(これはこの機種の持病である)。しかし、これが、後に紹介する3号機の開発につながることになる。

◆こんな状況でもジャグロンズのフロンティアスピリッツで乗り切っている。

◆ジャグロンズ史上最もウエッティーな圃場「大仙市下深井圃場」に、ついに鴨のつがいが飛来した。「畑の一角サンクチュアリ計画」進行中だ。

◆圃場より高いところを用水が通っている「下深井圃場」。設備の老朽化により、水漏れがひどい。水がどんどん漏れてくる。「エダマメの生産」、去年は丸腰で撃沈したが今年は違う。明渠(めいきょ)を掘ったので、水も一線を越えてくることはない。

◆この圃場。暗渠が備わっているものの老朽化のため機能するかどうかは怪しいところだ。

◆高いところから漏ってくるものを止めるのは無駄な抵抗だ。素直に受け止めて、畑の一部をサンクチュアリにする計画が脳裏に浮かんだ。6月には菖蒲が咲き、通る人の心を和ませる。そして、水鳥飛来。我ながらなかなか良いアイディアだと思う。

◆畑の所有者の粟津さんも、「自分ならめげるけど、ジャグロンズは前向きすぎる」と脱帽(呆れ顔)だ。

 

◆なんと贅沢な景色なことか。しかし、わたしのカメラテクニックが未熟なために、写真で見ると実際に見るよりも感動が小さくなってしまうのが残念だ。