じゃぐろん

◆「赤いおサルのヤン坊」にいきなり試練。今季最大の「ロック」との遭遇。

◆オペレーターの佐々木氏、「ロック」の除去にもかなり重い様子。

◆今回は特別、動画もサービスします。↓

◆「サッカニー」。アメリカのスニーカーブランドだ。http://www.saucony-japan.com/about/

◆30年前の17歳のとき、陸上部員だった私が、初めて手に入れたサッカニーシューズが「ジャズ」。ヒールの安定性は少しふらつくものの軽くてクッション性が優れた印象的な靴であった。

◆30年ぶりに所有した2足目のサッカニーシューズ「シャドウ」。こちらは、ヒールの安定性が当時よりも高くなった印象がある。

◆あれから30年、私も体重も20kg増加し安定感を増している。

◆ジャグロンズの畝たてマルチ専用トラクター3号機「赤いおサルのヤン坊」。2号機の長期療養中のため、急遽改造が加えられデビューした。

★農業ビジネスでは、イノベーションによるコストの圧縮も大切な着眼点になる。8年ほど前に導入した1号機【クボタBJ13】は誰にでも入手可能な一般的なデバイスだ。所要コスト150万円也。4年前に導入した2号機【ヤンマーKe-3D】は、経費を1号機の1/3に抑えることができたものの持病の油圧不良(虚弱体質)が難点であった。そして、2号機の負傷をきっかけに急遽開発されたこの3号機【ヤンマーYM1402D】通称「赤いおサルのヤン坊」。新品爪交換、含めて総額費用15万円也。

◆この機体、3年前に知り合いの鉄くず屋さんからスクラップ直前の不動の個体を譲り受け、あの手この手を尽くして完全復活させた。しかし、ロータリーの後ろにユニットをつける型式が、旧式(レガシー)のため畝たてマルチャー化には、及び腰であった。

◆しかしこの度、2号機の石によるパンチドランカー化のため、急遽改造を加えられて誕生した「赤いおサルのヤン坊」。パワーは2機を上回る14馬力だが、ホイールベースが、1号機や2号機と比べてわずかに短い。このため、ハンドル操作がもろに後ろの作業機の挙動に大きく影響するため、実際の活用面ではハンドルさばきのテクニックが求められる。

◆改造依頼元「ジャグロンズ藤原」、改造者「大坂鉄工所」。

◆緊急需要に迅速に対応していただいた、大坂勇・純也父子に感謝します。

◆雨の後の景色はすばらしい。

◆そんな中、「フジオカ10圃場」。雨の跡で少々「シルい」が、「畝たて&植え付け作業」を無事終了させた。

◆今年新しく増えたのが「フジオカ圃場」全70aだ。「フジオカ圃場」の特徴はすべて「大豆跡」ということ。

◆この地区の技術では、3年経つと「大豆の収量が大幅に減ってしまうとのこと。そんな圃場でも、ジャグロンズはちゃんとエダマメを作る自信があるので、土地を使わせていただくことにしたのだ。

◆先日の雨は帯状の雲によりだいぶ多くの雨が降った。大雨のあとにもっとも早く作業しやすい畑「コウスケ30」圃場。

◆こんなとき、いち早く作業しやすいのが、もっとも水はけの良い畑。しかし、ここは、ファームジャグロンズ「兎農園」の圃場の中でもっとも石が多い圃場だ。

◆先ずは、圃場に入る前のお約束の儀式。バケットで2杯分の石を取り除く。

◆難航したが、21日~22日にかけて無事「耕起・畝たてマルチ・植え付け」作業を終了。

◆代償は、①コバシロータリーの故障。フランジ爪のボルト1本破損した。だが昨日無事修理完了。②もうひとつは、畝たてマルチ2号機(ヤンマーKe-3D)がショックによりパンチドランカー化。作業機の上下動作が不可能になってしまった(これはこの機種の持病である)。しかし、これが、後に紹介する3号機の開発につながることになる。

◆こんな状況でもジャグロンズのフロンティアスピリッツで乗り切っている。

◆ジャグロンズ史上最もウエッティーな圃場「大仙市下深井圃場」に、ついに鴨のつがいが飛来した。「畑の一角サンクチュアリ計画」進行中だ。

◆圃場より高いところを用水が通っている「下深井圃場」。設備の老朽化により、水漏れがひどい。水がどんどん漏れてくる。「エダマメの生産」、去年は丸腰で撃沈したが今年は違う。明渠(めいきょ)を掘ったので、水も一線を越えてくることはない。

◆この圃場。暗渠が備わっているものの老朽化のため機能するかどうかは怪しいところだ。

◆高いところから漏ってくるものを止めるのは無駄な抵抗だ。素直に受け止めて、畑の一部をサンクチュアリにする計画が脳裏に浮かんだ。6月には菖蒲が咲き、通る人の心を和ませる。そして、水鳥飛来。我ながらなかなか良いアイディアだと思う。

◆畑の所有者の粟津さんも、「自分ならめげるけど、ジャグロンズは前向きすぎる」と脱帽(呆れ顔)だ。

 

◆なんと贅沢な景色なことか。しかし、わたしのカメラテクニックが未熟なために、写真で見ると実際に見るよりも感動が小さくなってしまうのが残念だ。

◆日暮れ前の小屋の前に、数匹のツバメがやってきた。何かぺちゃくちゃしゃべっている。

◆痩せたツバメの身体は、長旅を物語っている。そうか、昨年ここで生まれたツバメが帰ってきたんだな。お疲れ様。ゆっくり休んでいってな。

 

 

◆★2018年5月17日、午前中、ファーム*ジャグロンズ「兎農園」は能代からのお客様を迎えた。25haの大豆栽培をされている渋谷さんだ。渋谷さんとは、ご縁があり、ニプロの溝堀機をお譲りすることになっため引き取りに来て頂いたのだ。初めてお会いしたにもかかわらず、土作りなどの共通の感心ごとに花が咲き3時間ほど話し込んでしまった。そして、渋谷さんは機械庫にある3台のマメトラスコッパーhttp://jagrons.com/2018/05/17/1261/を見て、だいぶねぎを作っているんですねと一言。

◆渋谷さんは能代市の農業委員もされている方で、能代の情報を色々伺うことができた。お話の中で、驚いたのは、能代市役所に四月から「ねぎ課」なるものが新設されたという話題。これまで、私が感心した地方自治体のユニークな課は松戸市の「すぐやる課」。それに、三重県の「営業本部」というのがある。

◆地方の産業は、どこに行っても土建業と農業だ。そういった環境の中で、選挙の時期になると必ず叫ばれるのが、農業の振興。有権者の中に農業関係者が多いからだろう。私の夏の拠点美郷町六郷東根地区。ここから大曲の駅まで昔(40年前)は45分ほどかかった。それが今では20分程度でつけるようになった。しかし、農道は、そのほとんどが40年前のまま。道路族と農業族では、道路族の果たした役割のほうが大きいように感じられるのだが、それは私の気のせいか?

◆先にも述べたが能代市は「白神ねぎ栽培」を後押しするために「ねぎ課」を作ったという。http://www.sakigake.jp/news/article/20180402AK0032/人もお金も突っ込んでやっちゃう行政の本気度が伺える出来事だ。結果が出ようが出るまいが、まずやってみることは「3ない主義」が揶揄されるお役所仕事にとって、決して悪いことではなかろう。

◆しかし、なぜか「ねぎ農家」だった渋谷さんはねぎをやめて大豆に生産品目をシフトしたらしい。そういえば、秋田の一大エダマメ産地である大仙市大田町でも、以前エダマメを作っていた畑が、別の品目に変わっていたりすることが良く目に付いたことを思い出す。秋田県がエダマメ生産日本一を達成したのにだ。

◆何もしないで農業振興と叫ぶよりは、やってみなはれの「ねぎ課」や「えだまめ日本一計画」は大変意義のあることである。しかし、次の一手を考える必要も見えてきたのではないか。生産者の収入が向上し農業を通して地域経済が豊かになり、次の世代に引き継げるような持続的農業に繋がるものにしてゆかなければならない。

◆私自身、家族経営という形に限界を感じて、法人化した農業に着手しているが、まだまだ至らない点のオンパレードである。その地域で、「役所とか農協が一番いい勤め先」というような地域では将来の発展は望めない。雇用の創出ができる産業を担う農業経営体に一刻も早く脱皮してゆきたいものである。それが、お世話になっているJAや役所への恩返しにも繋がると考えているからである。

◆★さて、午後からは名古屋港から運ばれてきた農業用の管理ビークルを引き取るため、仙台港まで片道約200kmを日野デュトロ(積載車)で往復した。前日寝不足の藤原は、助手席で居眠り状態。相棒の佐々木氏に安定感のある運転を任せて無事美郷町に帰ってきた。

◆今回のフェリー会社はフジトランスコーポレーション。画像がないが、フェリーの大きさは圧巻だ。山育ちの私にとっては、海に浮かぶあの巨大なフェリーにはいつ見ても心が奪われる。海運というのはスケールがでかいといつも感心してしまうのであった。

 

◆高畝マルチ栽培では、完璧に100%の出来栄えで作業できたとしても、そのままでは、マルチがはがれる危険性が高い。マルチが剥げるのは次のような仕組みによる。

①日射により温度上昇したフィルムが伸びる。そして、天面が風によりばたつく。②特に畝に対して直角に吹き付ける風に弱く、秒速10mくらいの風で確実にはがれる。

◆マルチが剥げないようにするには、畝の天面にしっかりと土を乗せることが不可欠である。以前は、この作業をすべて鍬を使って人力で行っていた。栽培面積が3ヘクタールに達した頃。多くのスタッフが手に豆をつくり、負傷した。ある者は休養し、またある者は去っていった。

◆この問題を大きく解決したのが、「マメトラスコッパー」だ。メカニックスタッフの佐々木氏と私藤原が、試行錯誤の末、白ねぎ栽培用の管理機に手を加えて出来上がったものである。

10aの作業時間は約15分(土壌の質により異なる)。全量マルチ+移植栽培のエダマメ栽培では前人未到の10ヘクタール越えを現実のものにするためには欠かせないジャグロンズの「秘密兵器」なのだ。