◆ファーム*ジャグロンズ「兎農園」のエダマメの出荷期間はほぼ1ヶ月。栽培面積が、3ヘクタールでも9ヘクタールでも1ヶ月は変わらない。栽培面積が3倍になっても、スタッフの人数は3倍にはならない。3ヘクタールのときとほぼ変わらない人数だ。

◆何でだろう~何でだろう~何でだ何でだろう~。

◆それは、常にイノベーションを起こしているからだ。

◆今回紹介するのは、「施肥専用トラクター」ヤンマーAF22MarkⅢ。

◆これまで、「有機入り化成肥料」と「鶏ふん」は、個々の作業機で個別に施用していた。それでは、オペレーター要員が2人必要だ。

◆スタッフが病気で休んだときなど、予定通りに行かないことがきっかけで生まれた作業機。それが「施肥専用トラクター」AF22MarkⅢだ。前後に施肥機を搭載している。

◆トラクターの前につけたライムソワーで有機入り化成肥料を施用、後ろについた施肥機ではペレット鶏糞を施用する。幅広に据え付けたタイヤは、畝たてマルチ専用機のラインマーカーとしても機能する。①ラインマーカー、②化成肥料の施用、③鶏糞の施用、以上3つの作業を1工程で行える優れものである。

◆作業効率の期待値は12分/10a・1人(実測地は今後のジャグロンズレコードで追って紹介する予定)

◆本機は、三重県津市で車両登録している車両だが、現在、秋田県美郷町で更なる進化を遂げて活躍中。秋に三重に帰ってからのほうれん草生産でも大活躍してくれるはず。「ファーム*ジャグロンズ2018夏の陣」が終わったら、前輪タイヤを新品に換えて愛情こめたメンテナンスを施す予定だ。