●久々のジャグロンズレコード出ました。比較優位の原則を収穫作業の人員配置に活用した好事例です。

☆Date:2019.02.09 (ジャグロンズレコード「収穫作業(ハーベスタ)」)

☆デバイス:いすゞエルフ1.5t(4WD)、収穫コンテナ6kg入り(封体重3kg)、ダイソー製収穫はさみ。

☆作業員数:男女各2名合計4名

☆方法:ハーベスタ2名(時速100kgプレーヤー)、かご入れ作業員2名(時速50kgプレーヤー)

☆場所&環境:ファーム*ジャグロンズ安濃津農園太田圃場(No2)、ほうれん草の種類→ファイブスター(ロゼット型)

☆結果:時間→収穫&車両積み込み作業込み時間(60分)

収穫量→60コンテナ=時速360kg

※これまでの、作業では、収穫量時速300kgの人員配置。比較優位の原則を収穫作業に活用することで1人あたりの生産性を従来よりも15kg、4名で60kgUpすることに成功しました。

☆考察:

①これまでめいめいに収穫していたシングルタスク方式では、100kgプレーヤー×2名、50kgプレーヤー×2名合計4名で1時間当たりの作業量が300kg(一人当たりの平均収穫作業量75kg)であると推察される。

②今回は、100kgプレーヤーをカットマンとして専従させ、50kgプレーヤーをギャザーマンとして機能させる2名1組で作業した。このことにより、50kgプレーヤーの律速要因であるカット作業が開放され、100kgプレーヤーがギャザー作業から開放されることで1時間当たりのカット作業が80kgアップしたと考えられる。

③これは比較優位の原則を人材の最適配置に活用した結果を示すものである。ただし、今後の実際の収穫現場では100kgプレーヤーの確保が必須となる。