※↑フォントは、さかゑさん本人から聞いた在りし日の思い出から連想した竹久夢二の美人画をイメージしたもの。もの作りにかけてきた先人の思いを如何にして後世に伝えて行くか。これが、私たちのミッションでもある。
☆多くのサトイモの出荷量が少なくなってきたこのごろ、貯蔵サトイモの「さかえ姐さんのただ芋」が、万を持して「リテール品マーケット」に登板します。
☆先日の名古屋市瑞穂区のサポーレさんに続き、伊勢丹新宿本店でも明日(本日)から、店頭販売されることが決定しました。
☆「さかえ姐さんのただ芋」って何?の質問にお答えします。
①東の魯山人、西の半泥子といわれる、川喜多半泥子。彼の疎開先のホストファミリーである平松家11代当主の平松さかゑさんが、平松家に嫁いだ昭和25年(1950年)から一度も絶やさず残してきたサトイモの種子「サカエ1950」(後にえび芋の仲間と判明)を、農薬と化成肥料の使用を極力押さえ、小芋をたくさんつける独自の栽培方法で育てたサトイモです。
※平松家は、現在私たちジャグロンズのホストファミリーでもあります。現在は12代当主の平松真吾・東洋子ご夫妻の応援を頂き、11代目まで続けてきた農業を私たちジャグロンズが一身に受け、後世に伝えて行きたいと考えています。
②貯蔵し表面を硬化させてから、表面の砂や土を洗い落とし、さらに表面を乾燥してから出荷する。小さい芋を蒸した「きぬかつぎ」で食べるのがおすすめ。半泥子も、このサトイモを畑まで掘りに来て、蒸したものを、しょうが醤油をつけて美味しそうにたべたと伝えられています。
③植物資源的にはえび芋だが、全くえび芋の作り方をしておらず、小芋をたくさんつける作り方が「サカエ1950」の作り方。
④サトイモは皮をむくのが大変だが、この芋は、すべて蒸してから皮を手でむく方法を推奨している。小さな芋は「きぬかつぎ」に、大きな芋は「いものこ汁」(東北秋田南部や山形のソウルフード)がお勧め。絹のような滑らかな肉質と独特の味わいは、きっと味の分かる人を満足させてくれるはず。日本人の食のルーツはサトイモ。お米を主食とする前の日本人の主食はサトイモだったのだから。
⑤ちなみに、サトイモのことを三重県では「ただ芋」という。秋田県では「いものこ」という。
⑥私たちは、大き目の芋は、一家団欒の「いものこ汁」に、小さめの芋は料理を簡単に済ませたいときの夫婦の夜の酒の肴としての「きぬかつぎ」に活用していただくことをイメージして出荷している。「きぬかつぎ」は、調理時間が15分以内のきわめて簡単に調理が出来る食べ方です。
☆以上をお伝えすべく、金曜日は再び東京へ、いざ参らん!!