☆↑圃場わきを走る奥羽本線

☆↓圃場よりも高い位置にある、老朽化した灌漑用のU字溝。

◆秋田県美郷町にある兎農園本部から、来るまで15分ほど、10kmほど離れた大仙市、奥羽本線の西側にその圃場はある。人によってはかなり離れているように思うだろうが、三重県まで1000km近く移動する私たちからすれば、かなり近い目と鼻の先だ。ここには、石のまったくない世界が広がっている。

◆重粘質土壌の圃場は一見、畑作には難易度の高い圃場のように見えるが、排水対策さえきちんと行えば、将来性のある圃場だと考え、3年前から、この地でエダマメの生産に着手(1.4haから)した。そして今年は、この地区の圃場面積を3ha程度まで拡大した。

◆田んぼは、漏水しないようにあぜ塗りを行うが、水田転換畑で園芸作物を作るには、圃場の周囲に溝(明渠)を掘り、地中に硬盤破壊のための弾丸暗渠をめぐらす。田んぼの構造を徹底的に「ぶっ壊す」ことが重要になる。

◆重粘質土壌の畑地化には、①額縁明渠用のユンボ、②弾丸暗渠用のサブソイラ、③作土層の乾燥を速めるプラウ、そして④それを速やかに破砕するバーティカルハロー。以上の4つのアイテムがほしいところだが、現状、私たちは①と②しか持ち合わせていない。なので今年は、天候を見ながら額縁明渠と弾丸暗渠を新天地の圃場に施術した。

◆写真は、今年から新しく耕作させていただく事になった圃場で、去年まで水稲が栽培されていた田んぼである(稲株が残っている)。30a区画×2枚。高低差がほとんどいないため、1枚に纏めることにした。額縁明渠は。深さ40センチm、幅30センチmの溝を総長300mほど掘って完成。

◆途中で長さが2m近くある巨大な木材が出土した。何だろうか?ネイチャーサーフィンを楽しむジャグロンズでは予期せぬことに出会うワクワクがある。

☆↑↓ここでも、ディッグマン伊東が大活躍!!

☆↑ここでロブスターのヤンの登場だ。↓後ろには、サブソイラーが装着されている。

☆↑↓発掘した巨木。