◆ゴスペルという歌には不思議な力がある。
◆12月10日の津夜練習会。みんなで練習しているときに、突如として、隣の人が泣き出した。びっくりした。新しく入ったメンバーさんだった。
◆サニーサイド10周年記念パーティーで、伊賀メンバーの友人「うえさん」が号泣したというのはメンバーの間でも有名な話。
◆かくいう私も、つい最近それに近い境地を体験した。
◆12月10日の昼下がりの午後、私は三重県北部の中核都市にある摩天楼にいた。
◆そこではじめて聞いたゴスペル曲、「He’s Able」。ゴスペルシンガー「オイゾー」さんのソロ熱唱と、四日市メンバー中心クワイアーの合唱。
◆初めて聞いたこの曲の内容はわからない。わかるのはJust!「He’s Able」Only. このフレーズの繰り返しによって、私の心はトランス状態に入っていくのがわかった。心の照明がぐっと下がって、笑顔が消えてハートがぎゅーっとなる状態。
◆まずい!ここで涙したら恥ずかしい。「こにたんトーク」のネタにされる!!私の煩悩が、私の心を「無意識の世界」から「意識された表の自分」に引き戻してくれた。
◆私の所属するゴスペルサークル、「サニーサイドゴスペルクラブ三重」は、リーダー「こにたん」の絶妙なトークによる「笑い」を焼き鳥の串のようにして、鶏肉にあたる「前向きで勇気の出るゴスペル曲」を突き刺したようなスタイルが特徴。健康にいいとおっさん連中にも人気の集まりだ。
◆どういうメカニズムでそうなるのかわからないが、多くのゴスペル曲の中には、その人それぞれの、心の奥深くに潜む響点に作用するものがある。
◆光が当たって影が出来る。多くの人が、無意識の中に何かを抱えて生きている。
◆「He’s Able」のワンフレーズ。10人、100人、そして1000人の声が、「お前には出来る」。そんなメッセージとして私の響点に作用した気がする。
◆お互いを励ましながら前向きに生きようとするゴスペルシンギングという営み。すばらしい。
◆次に、歌が心に響いたら、煩悩に惑わされず、瞳から溢れ出る聖なる水を受け入れようと思う。
☆「He’s Able」、こんな歌です!!↓これは、私が聴いた音色とは少し違います。「オイゾーさん」のボーカルの周波数が私の心に響きました。