◆昔の私は胃腸が弱かった◆
▼ヘリコバクターピロリ(以下、ピロリ菌と表記する)というのがある。オーストラリアのウォーレンとマーシャルが、このピロリー菌が胃潰瘍や胃ガンの主要原因になり得ることを突き止め、後にノーベル賞を受賞している。この情報は現在は、多くの医療の場で周知の事実であるが、情報格差社会では、これを知らない人もまだ多い。
▼事実1年ほど前に、日頃胃腸の調子が優れない母ヘピロリー菌の検査を勧めたところ、病院で陽性が判明、菌の除去をしてから僅か半年ほどで胃ガンが見つかった。
▼ピロリ菌は小さい頃に母親から子供への口移しで移ることが知られている。感染は子供の頃にし易く大人になると感染しにくいと聞いたことがある(ここの真意は定かでない)。中学校から高校生にかけての頃、いろんな生活環境もあり、私はとにかく胃腸が弱かった。正露丸携帯必須なほど弱かった。
▼その後、宮城県仙台市、神奈川県藤沢市、三重県津市、と生活の拠点を変えてきたが、至って健康、あの胃腸の弱かった日々が嘘のような現在である。現在の私のピロリー菌判定は陰性、いつの間にかどこかに行ってしまったのだろう。
◆レジェンドアイスバー「三色トリノ」◆
▼今年の夏に秋田のコンビニで「三色トリノ」というアイスバーを見かけた。チョコ、バナナ、イチゴの三色からなるアイスで40年ほど前には30円くらいであたり付きのどこにでも売っている人気商品だった。
▼40年前の当時、私は今は無き秋田県六郷町立六郷東根小学校の学童だった。近くの雑貨屋兼駄菓子屋の「高橋商店」(通称ヤエモン商店)という店があった。そこで、私はあることに気づいた。冷凍ストッカーの底の端っこに位置するアイスが「当たりバー」であることを。
▼この予想は的中!!アイスを食べながら家に帰る途中で「当たり!!」そして引き返して、もう一本と交換、食べながら再度「当たり!!」、そしてさらにもう一本。これを3度繰り返した。合計4本、小さな身体の私には堪えた。さすがにその日は「ピーピー」である。さすがに胃腸が弱くない人でも「ピーピー」になるだろう。当時は、明日にとっておくという感覚がなかった。
◆ココ壱の「グランドマザーカレー」◆
▼カレー屋さんのココ壱で2月に開催中のイベントがある。「グランドマザーカレー」を食べるとスピードくじが引けて、新潟ツバメ産のオリジナルカレースプーンが当たるというもの。
▼これまで、6回食べて、なんと4回も当たった。当選確率60%と驚異の数字だ。何でだろう、半分偶然、半分必然の感じがする。お店の店長さんらしき人に、話したら、「運を使い果たさないようにご注意くださいネ」といわれた。
◆運がいいのか悪いのか?◆
▼運がいいのか悪いのか、それはゲームオーバーになるまで、わからない。客観的に見て運がいいことと主観的にそうなのかは少し違う。失敗は大成功の畑の肥やし、やめるまで分からない。それがよかったか悪かったかは、死ぬまで分からない。多分死んだらもっとわからない。それは「空」だ。
▼自分が何をしたいかがわかるかどうかが生きる上で最も大切だと思う。周りの論評は色々あるだろうが、自分の人生に失敗はない。そんな思いが確信に変わりつつある今日この頃は、失敗も確信犯。昔はやった「想定の範囲内」といった感じである。
▼一枚ずつ失敗の鱗をはいでいったその先には、きっとおいしい世界が待ってる。そのおいしい世界を、多くの人と共有するのが私の夢だ。そんな時代の波と、自然の波を楽しみながらの人生は悪くない。