◆2019年4月12日、スタッフ総出で里芋「サカエ1950」の植え付けを行った。

◆サカエ1950は、大阪の「カハラ」の森義文さんからの要望で生まれたジャグロンズの新しいブランド野菜。

◆「東の魯山人、西の半泥子」と呼ばれる食通の川喜多半泥子と所縁の深いサトイモであることから、東京の半泥子と所縁がある赤坂にある「東洋軒」でも利用頂いた。

◆東京や大阪だけではない、今年は、ほうれん草だけではなく、里芋も津市安濃町の学校給食や津市のフレンチレストラン「パルムドール」でも大量に利用頂いた。

◆また、貯蔵芋の時短料理の食材としての「さかえ姐さんのただ芋」としての新境地を開くことが出来、リテールパッケージ商品が、名古屋のサポーレの他、東京新宿の伊勢丹本店でも取り扱って頂いた。

◆来期は、より多くの皆さんにジャグロンズの里芋を楽しんでいただけるよう創意工夫を重ねてゆきたい。

 

 

◆ジャグロンズライフの理想は、農場での昼は、弁当ではなく自炊をすること。1時間の休憩時間では、20分以内に料理することを目標としている。

◆いろんなメニューがあるが、もうちょっと腹持ちのいいものを食べたいな。と感じたときや小腹がすいたときは、コレがおすすめ。「さかえ姐さんのただ芋」

◆サトイモの「きぬかつぎ」という食べ方がおすすめ。既に洗浄乾燥済みなので、調理はいたって簡単だ。

◆今回は、G仲間の「はみちゃん」から頂いた「ゆかりふりかけ」をかけて食べてみた。ん~なかなか風味が調和していい感じ~!!

■金曜日の開店から約4時間、サトイモ「さかえ姐さんのただ芋」の初めての店頭販売に挑戦した。ほうれん草は売り切れ状態のため今回はサトイモに専念することになった。

■お客さんに知ってもらいたいのは、この芋の持つ歴史と先人の想いを伝えること。このとき私は講談師になる。お客さんがいようがいまいが、淡々と朗々と話を続ける。そうするとなぜかお客さんが寄ってくる。

■「このお芋のお話をしているの?」、「はいそうです」。そして、小芋をふかした「きぬかつぎ」を食べてもらう。きめ細かい舌触り、そして粘りとコクがこの里芋の特徴だ。

■三重では、サトイモの事を「ただ芋」というんです。秋田では「いものこ」といいます。農園独自の地下貯蔵恒温庫で貯蔵することで、出荷前の機械洗浄に耐えうるように芋の表面を魚の干物のように硬化させるんです。これは、お客様が芋を洗わなくてもいいように、そして短時間で調理がすむことを目的に工夫したものです。具体的には15分から20分で料理できるようにしています。

■小さな芋は、ふかし器で蒸して15分で出来上がり。皮をむいて塩やしょうが醤油をつけて食べるのが「きぬかつぎ」。

■大きい芋も20分程度で、皮が簡単にむけます。それから、平行して準備をしていた「雑煮」や「いものこじる」にいれて、ハイ!!出来上がり。

■東京では、100g程度の大きさのいもの需要があるようだ。しかし、「さかえ姐さんのただ芋」の品種「サカエ1950」という芋の作り方は、小芋をたくさんつけるつくり方。大きい芋の割合は親芋を除けば2割程度だ。名古屋のお客さんは、小さい芋の楽しみ方もご存知のようだが、東京の皆さんにも知ってもらいたいと考えていた。

■あえて試食に用いた芋は、20g程度の小芋だ。これを見た、お客さんの一人が懐かしそうに語ってくれた。「亡くなった父親がいつも好んでそれを食べていたのよ」。「出身はどちらですか?」と私。「生まれも育ちも東京上野よ。」地元の方だ。「その一番小さいのがほしいわ。」、「今回は小さいのは試食限定で販売はしていないんですよ。」「そう、残念だわ。」そういって40gサイズの比較的小さい芋が入ったロットを購入していただいた。

■どうやら、小さい芋の需要もありそうだ。店長にお願いして次回からは、小さい芋のロットも少量入れて出荷させていただくことにした。

■作品(商品)の情報をお客様に伝えること。そして、お客様の反応も含めて、お客様の情報をいただくこと。これがジャグロンズのなすべき仕事だ。

■伊勢丹新宿店のスタッフの皆さん、今回も大変お世話になりました。今年は、えだまめ「月兎豆」の店頭販売にも「日帰り」で挑戦したいと考えています。よろしくお願いします。(秋田の日帰り、出来るかな~?)

 

※↑フォントは、さかゑさん本人から聞いた在りし日の思い出から連想した竹久夢二の美人画をイメージしたもの。もの作りにかけてきた先人の思いを如何にして後世に伝えて行くか。これが、私たちのミッションでもある。

☆多くのサトイモの出荷量が少なくなってきたこのごろ、貯蔵サトイモの「さかえ姐さんのただ芋」が、万を持して「リテール品マーケット」に登板します。

☆先日の名古屋市瑞穂区のサポーレさんに続き、伊勢丹新宿本店でも明日(本日)から、店頭販売されることが決定しました。

☆「さかえ姐さんのただ芋」って何?の質問にお答えします。

①東の魯山人、西の半泥子といわれる、川喜多半泥子。彼の疎開先のホストファミリーである平松家11代当主の平松さかゑさんが、平松家に嫁いだ昭和25年(1950年)から一度も絶やさず残してきたサトイモの種子「サカエ1950」(後にえび芋の仲間と判明)を、農薬と化成肥料の使用を極力押さえ、小芋をたくさんつける独自の栽培方法で育てたサトイモです。

※平松家は、現在私たちジャグロンズのホストファミリーでもあります。現在は12代当主の平松真吾・東洋子ご夫妻の応援を頂き、11代目まで続けてきた農業を私たちジャグロンズが一身に受け、後世に伝えて行きたいと考えています。

②貯蔵し表面を硬化させてから、表面の砂や土を洗い落とし、さらに表面を乾燥してから出荷する。小さい芋を蒸した「きぬかつぎ」で食べるのがおすすめ。半泥子も、このサトイモを畑まで掘りに来て、蒸したものを、しょうが醤油をつけて美味しそうにたべたと伝えられています。

③植物資源的にはえび芋だが、全くえび芋の作り方をしておらず、小芋をたくさんつける作り方が「サカエ1950」の作り方。

④サトイモは皮をむくのが大変だが、この芋は、すべて蒸してから皮を手でむく方法を推奨している。小さな芋は「きぬかつぎ」に、大きな芋は「いものこ汁」(東北秋田南部や山形のソウルフード)がお勧め。絹のような滑らかな肉質と独特の味わいは、きっと味の分かる人を満足させてくれるはず。日本人の食のルーツはサトイモ。お米を主食とする前の日本人の主食はサトイモだったのだから。

⑤ちなみに、サトイモのことを三重県では「ただ芋」という。秋田県では「いものこ」という。

⑥私たちは、大き目の芋は、一家団欒の「いものこ汁」に、小さめの芋は料理を簡単に済ませたいときの夫婦の夜の酒の肴としての「きぬかつぎ」に活用していただくことをイメージして出荷している。「きぬかつぎ」は、調理時間が15分以内のきわめて簡単に調理が出来る食べ方です。

☆以上をお伝えすべく、金曜日は再び東京へ、いざ参らん!!

◆ジャグロンズの藤原隆広です。さて、先週に続き、伊勢丹新宿本店の地下1F青果売り場で店頭に立たせていただくことになりました。

◆2019年3月29日(金曜日)10時半から2時半まで、今回は短いですが、お昼も通して立ちますので、お近くの方はぜひいらしてみてください。

◆今回のテーマは、①ジャグロンズオリジナルブランド野菜シリーズ第3弾「さかえ姐さんのただ芋」のお勧めの食べ方を広めること。そして②益荒男ほうれん草シーズン最後のお礼と、ラストオブ「5☆ファイブスター」の紹介。

◆ところで、ジャグロンズのスローガン【「農」の現場で科学技術と文化の調和を目指す】の文化とは、すなわち「人の生活」、「農学」のようなライフサイエンス分野の科学技術は、人の生活を豊かにしてはじめてその存在意義があると考えます。

◆私たちのものづくりは、人の生活を豊かにして始めてその存在価値があります。私たちの作品が、多くの人の知るところとなり、わくわくする体験を共有するために、またお売り場に立たせていただきます。